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FiscoNews

【オープニングコメント】ハイテク株の動向を睨みながらの相場展開に

*08:28JST ハイテク株の動向を睨みながらの相場展開に
 26日の日本株市場は、買い先行で始まった後は前日同様、値がさハイテク株の動向を睨みながらの相場展開になりそうだ。25日の米国市場はNYダウが664ドル高、ナスダックは153ポイント高だった。雇用関連指標や小売売上高が予想を下回り、年内の利下げ期待が高まった。次期FRB議長候補として国家経済会議(NEC)のハセット委員長が「最有力候補」と伝えられ、12月の利下げ確率がさらに上昇したことが材料視された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比545円高の49145円、円相場は1ドル=156円00銭台で推移している。

 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、買い先行で始まることになろう。ただ、米国市場の上昇が好感されるものの、エヌビディアが売られていることもあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向を見極めながらのスタンスに向かわせそうである。特に昨日はソフトバンクG<9984>の下げが重荷になっていたこともあり、同社がリバウンドを強めないと買い一巡後は神経質な展開に向かわせそうだ。

 昨日の東証プライムの売買高は24億株台にとどまった。米国では27日がサンクスギビングデーの祝日となり、28日はブラックフライデーで短縮取引になる。海外勢のフローは減少傾向にあると考えられ、薄商いのなかで先物の動きに振らされやすいだろう。昨日の日経平均株価は朝方につけた49182.32円を高値に、後場に入り48511.95円まで軟化する場面があった。先物市場では49730円から48540円と1190円の値幅だったこともあり、先物市場での荒い値動きに注意したいところである。

 まずはソフトバンクGの動向を見極めつつ、売り一巡が意識されてくる局面においては、短期的なリバウンド狙いの資金が半導体・AI関連株に向かいやすくなろう。
一方で、不安定な値動きが続くようであれば、バリュー株など内需系にシフトしやすいとみておきたい。また、昨日はグロース250指数の弱さが目立った。中小型株の弱い値動きが続くなか、大型株志向に向かわせそうだ。

<AK>

fisco

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