*10:42JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反発、年内の米利下げ期待などを好感
【ブラジル】ボベスパ指数 159072.13 +0.45%
11月28日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比712.36ポイント高(+0.45%)の159072.13で引けた。日中の取引レンジは158,077.70-159,689.00となった。
売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。年内の米利下げ期待の高まりや米株高などが好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、通貨レアル高の進行も支援材料。半面、原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かりとなった。また、雇用市場の悪化なども引き続き懸念材料となった。
【ロシア】MOEX指数 2676.42 +2.10%
11月28日のロシア株式市場は大幅反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比55.05ポイント高(+2.10%)の2676.42となった。日中の取引レンジは2,623.38-2,685.88となった。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、年内の米利下げ期待の高まりも好感された。ほかに、ウクライナ交渉の前進期待などがロシア株の支援材料となった。
【インド】SENSEX指数 85706.67 -0.02%
11月28日のインド株式市場は小反落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比13.71ポイント安(-0.02%)の85706.67、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同12.60ポイント安(-0.05%)の26202.95で取引を終えた。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。通貨ルピーの先安観などが引き続き警戒された。また、7-9月期の国内総生産(GDP)が取引終了後に発表されるため、慎重ムードも強まった。なお、7-9月期のGDP成長率は8.1%となり、前月の7.8%と予想の7.4%を上回った。
【中国】上海総合指数 3888.60 +0.34%
11月28日の中国本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は前日比13.34ポイント高(+0.34%)の3888.60ポイントで引けた。
朝方は安く始まったものの、調整著しかったハイテク株を軸に「値ごろ感からの押し目買い」が広がったとの報道があった。特に半導体、自動車、バッテリー関連、それに証券株の上昇が目立った。
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