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FiscoNews

【オープニングコメント】半導体・AI関連株への資金流入が再燃

*08:27JST 半導体・AI関連株への資金流入が再燃
 22日の日本株市場は、買い先行で始まった後も、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。19日の米国市場は、NYダウが183ドル高、ナスダックは301ポイント高だった。追加利下げを期待した買いが継続したほか、エヌビディアはAIチップH200の中国への輸出を開始する可能性が期待され買われるなど、半導体・AI関連株への買いが目立った。シカゴ日経225先物清算値は大阪比760円高の50320円。円相場は1ドル=157円50銭台で推移している。

 シカゴ日経225先物清算値にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。決算が評価されたマイクロン・テクノロジーへの買いが続いたほか、米オラクルも買われるなど、半導体・AI関連株への買い戻しの動きが強まるなか、ナスダック指数は週半ばまでの下落部分を吸収する形となり、週間で上昇となった。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の物色が期待されるなかで、日経平均株価を押し上げることになりそうだ。

 日銀の金融政策決定会合が通過し、今週はクリスマスの祝日で主要な海外市場が休場になることもあり、国内外の機関投資家の資金流入は細ると考えられる。ただ、薄商いのなかで指数インパクトの大きい値がさハイテク株のインパクトが強まりやすく、これを受けて先物主導で大きくトレンドが出やすい面もあるだろう。日経平均株価は先週、25日線(49816円)に上値を抑えられていたが、同線を突破してくると5万円の大台回復から12月のSQ値(50536.54円)が射程に入ってくる可能性もあるだろう。

 まずは25日線突破を見極めつつ、5万円回復からSQ値が意識されてくるようだと、年末高を意識したセンチメントに向かいそうである。積極的な上値追いは限られそうだが、半導体・AI関連株へのリバウンドが強まるようだと、売り方の買い戻しによって押し上げられる展開もありそうだ。物色はAI関連株へのリバウンド狙いのほか、今週は22日にスタートライン<477A>、23日にテラテクノロジー<483A>、24日にフツパー<478A>、PRONI<479A>、25日にリブ・コンサルティング<480A>の5社が上場する。個人投資家主体によるIPO銘柄への資金集中も意識されそうだ。

<AK>

fisco

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