「湘南投資勉強会」がIR説明会を開催するようになったきっかけとは(写真:イメージマート)
積極財政を掲げる高市早苗氏が総理大臣に就任し、その期待感から株価が急上昇した2025年。株式投資に関心が高まるなか、重要となるのは「情報」だ。個人投資家はどのようにして投資先を選ぶにあたっての情報収集をすればいいのか。著書がベストセラーになった“億り人”であるkenmoさんは、主催する「湘南投資勉強会」を通じて、企業側から直接、説明を受ける機会を作り出してきたという。その足跡について、話を聞いた。
会社員を続けながら投資を始め、短期間で億り人となったkenmoさん。著書『5年で1億貯める株式投資 給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法』は20万部超えのベストセラーとなった。そんなkenmoさんが地元である神奈川県藤沢市を拠点とする勉強会を立ち上げたのは、2018年のことだった。
当初は少人数の株式投資の情報交換会だったが、コロナ禍を機にYouTubeチャンネルを立ち上げ、その活動のなかで上場企業の社長が発信する場が少ないということに気がついたという。“自分が投資する先の社長の顔もわからない状態のままでいいのか”という問題意識が芽生え、企業のIR説明会を主催したいと考えるようになった。
kenmoさんがそうした構想を抱くようになったタイミングで、企業側から「勉強会のなかでIR説明会を開催させてほしい」という話が持ち込まれたのだという。2020年頃のことだ。kenmoさんが振り返る。
「従来の大手証券会社主催のIR説明会はそれなりにコストもかかる一方、参加者からの質問もほとんどなく、非効率だと感じていた企業が多かったようです。それが私たちの勉強会では活発に質問が出るし、コストも会議室代程度で済むため、企業側としては十分な手応えを感じることができ、非常に満足度が高かったのです」(以下、「」内コメントはkenmoさん)
やりたいことは対等な立場での情報の交換
最初は数社からの依頼だったのが、2023年には20社に、そして現在では年間100社以上のIR説明会を主催と、急速に増えていった。
「湘南投資勉強会は会員組織ではありません。そのため、参加人数は変動しますが、IR説明会を主催すると多くて200人くらいの方が参加してくれることもあります。IR説明会以外にも昔からやっていたような、銘柄を持ち寄って予想し合うといった活動も定期的に行なっていますが、そういう活動だとオンライン含めて1度に300人くらい集まることもありますね」
