JACK氏が実践する“再現性の高い投資法”とともに注目銘柄を紹介(写真:イメージマート)
2026年の株式市場はさらに上昇するのか。それとも調整局面を迎えるのか。指数は高値圏にある一方で、実体経済とのズレも指摘されるなか、個人投資家はどのようなスタンスで相場に向き合えばいいのだろうか。
こうした問いを数々の局面を乗り越えてきた達人として知られる兼業投資家のJACK氏にぶつけた。18歳の頃から株式投資を始め、現在56歳。これまでIPO(新規公開株)投資を中心に2億円を超える資産を築いてきた。相場環境が良い時はIPOで積極的にリターンを狙い、一方で、リーマン・ショックや東日本大震災といった局面では戦略を切り替えた。配当や株主優待がしっかりしている企業をポートフォリオに組み入れるなど、環境に応じて柔軟に戦い方を変えてきたという。
「リーマン・ショックや震災の頃はIPOの数が少なく、厳しい時期でした。そういう時は、不動産投資やバリュー投資、配当や優待のある銘柄に力を入れるようにしました。私は兼業投資家なので“待てる”のです。株で資産が増えなくても、それにり生活費を減らしたり、蓄えを削ったりする必要はありません。その安心感があるから、無理な勝負をしなくて済む」(以下、「」内コメントはJACK氏)
「退場しないことが大事」
JACK氏が一貫して重視しているのは、「相場に居続けること」だ。
「個人投資家にとって一番もったいないのは、退場してしまうことです。虎の子のお金を一度に突っ込んで大きく負けると、二度と市場に戻れなくなる」
そう語るJACK氏の投資スタンスは徹底して現実的だ。銘柄は広く浅く持ち、優待やイベントは機械的に取りにいく。年間リターンの目標は10%程度に設定している。
「例えば年3~4%程度のリターンを目指すのであれば、高配当株や債券でもいい。年10%前後のリターンを目指すなら、どこかで勝負銘柄を仕込まないといけない」
JACK氏の投資手法の一つが「周年投資」だ。企業の10周年、50周年、100周年といった節目は、記念配当や優待の拡充が実施される可能性があり、逆に株価に悪影響を与えるニュースは出にくいという。
「周年銘柄は毎年注目しています。大きな値上がりは期待していませんが、5~10%程度の上昇なら十分狙える。イベントが終わったら淡々と売る。それを繰り返しています」
派手さはないが、再現性の高い手法だという。こうした相場観と投資スタンスを前提に、JACK氏が注目している具体的な銘柄を聞いた。同氏の銘柄選びに共通するのは、「一撃必殺を狙わない」「イベントや節目を待つ」「分散として持つ」という点だ。
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