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投資
なごちょう式「2億稼いだ」投資術
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《元手50万円→400倍の資産2億円超》名古屋の長期投資家(なごちょう)氏が「含み損」の苦しみから抜け出せたきっかけは“村上ファンドの活動”だった

名古屋の長期投資家(なごちょう)氏の投資家人生を変えたのは、意外な人物の投資活動だった(写真:イメージマート)

なごちょう氏の投資家人生を変えたのは、意外な人物の投資活動だった(写真:イメージマート)

 50万円を元手に学生時代の1995年から株式投資を始め、数々の歴史的な暴落に遭遇しながら一度もマーケットから退場せず、株式資産を400倍の2億円超に増やした兼業投資家・名古屋の長期投資家(なごちょう)氏にも、投資方法に悩み、「含み損」で苦しんでいた時代があった。

 同氏を億り人へと導いた「割安株投資」に転換したきっかけのひとつに、村上ファンドの活動があるといい、「悩みのなかで蜘蛛の糸に見えた」という。村上ファンドの投資のやり方から何を学びとったのか。自身の投資手法と全保有株を公開した話題の著書『2億稼げる なごちょう式 低リスク超分散株投資』(高橋書店)より一部抜粋・再構成して紹介する。

 * * *
 2002年秋、このまま人のすすめや思いつきで投資していては、どれだけ損失を出すのかわからないと不安に感じ、投資のやり方や考え方を根本的に変えるか、株式投資をやめるかを真剣に悩みました。

 その頃、含み損で苦しんでいた私の投資家人生を変える出来事が起こります。「村上ファンド」の登場です。

 当時、東京スタイルという企業が、現金と有価証券1280億円を活用して500億円規模の本社ビルを含む不動産投資を計画していました。これに対して、メディアなどに露出して声高に反対を唱えたのが大株主になっていた村上ファンド代表、村上世彰氏でした。

 村上氏は9.3%を保有する筆頭株主として株主総会に臨みます。村上ファンドの提案は退けられたものの、会社側は株主への還元を強めることを認め、自主的に大幅な増配と123億円を上限とした自社株買いを決議。実質的に村上ファンドの要求を呑みました。

 村上ファンドは、決算書をしっかり読み込み、資産をたくさん持っているのに安い株価に放置されていた東京スタイルへ投資し、株価が上がるように提案をして、しっかりと利益を得たわけです。

名古屋の長期投資家・著『2億稼げる なごちょう式 低リスク超分散投資』(高橋書店)より

名古屋の長期投資家・著『2億稼げる なごちょう式 低リスク超分散投資』(高橋書店)より

「同じように決算書を読み込んだら、儲けられるかも」

 この事件を目撃し、「私も同じように決算書を読み込んだら、本当の企業価値より安く評価されている銘柄を見つけて儲けられるかもしれない」との思いが湧きました。投資方法に悩んでいた私にとって、村上氏のやり方は1つの投資の見本を見せられたような気がしたのです。

 それから、決算書の読み方について勉強を始めます。

 それまでにも「決算書の読み方」のような本を買って読んでいたけれど、「減価償却(※1)」や「時価会計(※2)」に納得できないなどという理由で、途中で放り出していました。

【※1:設備投資などの費用を、耐用年数に応じて分割し、経費計上する会計処理のこと】
【※2:企業の資産と負債を、決算期末時点の市場価格で評価し反映させる会計制度のこと】

 しかし改めて自分の主観を殺して会計の概念をできるだけ理解するようにして本を読み進めました。わからないところが出てきたら、当時毎日見ていた株式投資ブロガーのJ-Coffeeさんや虎年の獅子座さんの個人サイトの掲示板を訪れ、サイトの常連さんや運営されている方に質問してアドバイスをもらっていました。

 そのときに、「あとは実際に自分自身で決算短信や有価証券報告書をたくさん読めば、理解できるようになるよ」と言われます。

 そのころには家にパソコンとADSL回線(※3)があったので、それから毎日気になる企業の決算を見るようになり、村上ファンドが買うような資産バリュー株(※4)を買いたくなっていきます。

【※3:電話回線を利用したインターネット回線。2024年3月末でサービスの提供が終了】
【※4:企業の業績や保有する資産の価値に対して、株価が割安になっている銘柄】

 * * *
 そんななごちょう氏がいま注目しているのは、どのような銘柄なのか。関連記事『《元手50万円→資産2億円超のなごちょう氏が厳選した大化け期待3銘柄》世界トップシェアの半導体化学メーカーなど、話題の割安株投資家が「期待が膨らむ材料」を詳細解説』で詳しく紹介している。

※名古屋の長期投資家・著『2億稼げる なごちょう式 低リスク超分散株投資』(高橋書店)を元に一部抜粋して再構成

【プロフィール】
名古屋の長期投資家(なごちょう)/学生時代の1995年12月から株式投資を開始。インカムゲインと配当の成長が期待できる割安株への長期投資が基本。投資銘柄の割安さが解消されるまで持ち続けるスタイルで、2026年1月現在、200銘柄以上を保有するという超分散投資。現在の株式資産は2億円超(2026年1月時点)。2025年の年間配当金合計は500万円を超えた。名証(名古屋証券取引所)上場銘柄を好み、年間に10社前後の株主総会に参加する。2025年11月に出版した初の著書『2億稼げる なごちょう式 低リスク超分散株投資』(高橋書店)が好評で2万3000部を突破。
Xアカウント:@Nagoya_Tyouki

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