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田代尚機のチャイナ・リサーチ
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【田代尚機氏の厳選!中国株】テンセントがAI革命の中核銘柄である理由 「OpenClaw」の普及で“AI利用の入口”を押さえて将来の膨大な収益機会を狙う

テンセントの狙いは(Getty Images)

テンセントの狙いは(Getty Images)

 中国経済に精通する中国株投資の第一人者・田代尚機氏のプレミアム連載「チャイナ・リサーチ」。関連記事《テンセントが「QClaw」を一般公開、中国で「養龍蝦」の報告が続々 「社会を劇的に変えていく」と評価されるAIツール「OpenClaw」が一般ユーザーでも使えるように》を踏まえて、テンセントが見据える将来の事業戦略について解説する。

 * * *
「OpenClaw」の使用に当たり料金はかからず、テンセントが供給する「QClaw」(一般ユーザー向け)は無料、「WorkBuddy」(企業向け)も一部だが無料である(一定の使用量を超えた後は従量課金)。テンセントにとってこの製品をリリースする意義はどこにあるのだろうか。

 スマホユーザーは微信、PCユーザーはQQを通して「QClaw」を利用することになるため、それぞれのユーザー数、使用頻度の増加が見込める。それが既存事業であるゲーム、動画配信、音楽配信、広告などの収入拡大に繋がる。また、「QClaw」の利用によって、テンセントクラウド業務による収入拡大も望める。

 しかし、そうした短期的な収益貢献ではなく、AI利用の入口を押さえることによる将来の膨大な収益機会を今から作っておくことが重要なポイントである。

 最新のLLM(大規模言語モデル)は各分野において極めて優秀な専門家レベルに限りなく近づいているが、フィジカルAIの進化、自己進化型のAIの開発成功とともに、ごく近い将来、AIは全人類の叡智を超え、さらに進化を加速させる可能性がある。

 性能の高いAI自体は、ChatGPT、Claude、Gemini、DeepSeek、千問、元宝といった知名度の高い製品に限らず、多数の製品が市場に出回っている。競争は激しく、マネタイズといった観点からいえば、簡単ではない。むしろ、そうしたAIの上位にあるAIエージェント、あるいはさらにその上層にある「QClaw」のような製品、つまり、ユーザーとのインターフェイスを握る製品において、大きな利益を上げるチャンスがある。

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