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FiscoNews

【注目トピックス 市況・概況】為替週間見通し:ドルは上げ渋りか、円安是正目的の為替介入を警戒

*14:40JST 為替週間見通し:ドルは上げ渋りか、円安是正目的の為替介入を警戒
【今週の概況】
■原油高止まりでドル売り弱まる

今週の米ドル・円はもみ合い。中東地域における紛争状態が長引く可能性があることやインフレ持続によって米国金利の先安観は後退し、3月18日の取引で159円90銭まで米ドル高円安が進行した。3月17-18日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で政策金利の据え置きが決定されたが、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が会見で「中東の石油ショックは短期インフレを押し上げる」と指摘したことから、米FRBによる年内利下げ観測が後退したことも米ドル買い材料となった。

一方、欧州中央銀行(ECB)や英中央銀行はインフレ抑制の姿勢を強めており、年内に利上げを行う可能性が浮上したことや日本銀行は経済・物価見通しが実現すれば、改善に応じて引き続き政策金利を引き上げる方針を伝えており、原油高を受けた主要通貨に対する米ドル買いは一服。中東紛争の長期化は米国経済にも悪影響を及ぼすとの見方もあるため、19日のニューヨーク外為市場で米ドル・円は157円台半ばまで下落する場面があった。

20日のニューヨーク外為市場で米ドル・円は158円台半ばから159円39銭まで買われた。イラン戦争の継続による原油高はインフレ圧力を高めていることから、米連邦準備制度理事会(FRB)は年内に利上げを行うとの観測が浮上し、長期金利の上昇につれてドル買い・円売りが優勢となった。「トランプ米政権はイランへの地上部隊派遣の可能性に向けた準備を進めている」との報道を受けて原油先物は上昇し、米ドル買い・円売りが優勢となった。ドル・円は159円24銭でこの週の取引を終えた。米ドル・円の取引レンジ:157円51銭-159円90銭。

【来週の見通し】
■ドルは上げ渋りか、円安是正目的の為替介入を警戒

来週のドル・円は上げ渋りか。米国とイスラエルがイランへの攻撃を開始して3週間が経過し、中東情勢の不透明感から原油相場は高止まり。NY原油先物(WTI)は1バレル=90ドル超の水準が続いている。また、米連邦準備制度理事会(FRB)は3月17-18日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利の据え置きを決定。今後についてはインフレ圧力から金融緩和観測は大幅に後退し、将来的な利上げも想定されていることから、リスク選好的なドル買いが入りやすい。

ただ、共同通信の報道によると、エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡における日本関連船舶の通過を巡って、イランは日本側と協議に入ったもよう。イラン外相が会見で述べた。協議の行方については楽観視できないが、イラン側が日本関連船舶の一部通過を認めることになった場合、米ドル買い・円売りは弱まる可能性がある。また、日米通貨当局は過度な円安を引き続き懸念しているとみられ、節目とみられる160円を超えて米ドル高円安が進行する局面では日本政府・日本銀行による為替介入に対する警戒感が高まりそうだ。このため、リスク選好的な米ドル買い・円売りは160円近辺で弱まる可能性がある。

【日・2月全国消費者物価指数(CPI)コア指数】(24日発表予定)
24日発表の2月全国消費者物価指数(CPI)コア指数は追加利上げ時期を探る手がかりとなる。前回の前年比+2.0%を上回れば、4月以降の利上げを意識した円買いが予想される。

【米・3月製造業/サービス業PMI】(24日発表予定)
24日発表の3月PMIで足元の景況感が注目される。前回は製造業が51.6、サービス業は51.7、総合は51.9。2月実績を上回った場合、利下げ観測後退でドル買い要因に。

予想レンジ:158円00銭-161円50銭

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