*18:38JST 2日の香港市場概況:ハンセン指数は3日ぶり反落、トランプ大統領の演説内容に失望
2日の香港市場は反落。主要90銘柄で構成されるハンセン指数が前日比177.50ポイント(0.70%)安の25116.53ポイントと3日ぶりに反落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も47.89ポイント(0.56%)安の8456.92ポイントと反落した。
取引時間前のトランプ米大統領演説を受けて中東情勢の先行き不透明感が強まり、投資家心理が悪化したことが重荷となった。一方で前日までの上昇の反動による利益確定売りも出やすい地合いだった。演説ではイランへの攻撃継続方針が示され、戦闘収束への期待が後退し、アジア市場全体でリスク回避姿勢が強まった。香港市場でも幅広い銘柄に売りが波及し、指数は終日軟調に推移した。
ハンセン指数の構成銘柄では、不動産株への売りが目立った。新鴻基地産(0016/HK)が2.7%安、恒基地産(0012/HK)が1.9%安、恒隆地産(0101/HK)が2.0%安、チャイナ・オーバーシーズ(0688/HK)が1.7%安と軟調に推移した。香港の不動産市場を巡る先行き不透明感に加え、金利環境の長期化観測が重荷となり、主要デベロッパー株に幅広く売りが波及した。
また、金融・取引所関連も弱含んだ。香港証券取引所(0388/HK)が1.3%安、エイチエスビーシー(0005/HK)が0.5%安と下落し、資金流入の鈍化が意識された。指数全体の上値の重さを背景に売りが優勢となった。その他では通信や公益の一角にも売りが散見され、中国聯通(0762/HK)が0.6%安などディフェンシブ銘柄も総じて冴えない展開となった。
半面、エネルギー・公益株には買いが入った。中国石油天然気(0857/HK)が2.1%高、パワーアセッツ(0006/HK)が1.1%高、CLPホールディングス(0002/HK)が0.7%高と上昇した。資源価格の底堅さや安定配当を評価した資金流入が支えとなった。また中国海洋石油(0883/HK)が0.2%高なども堅調で、相対的に景気敏感株からの資金シフトが見られた。
中国本土市場も反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.74%安の3919.29ポイントで取引を終了した。
<AK>