*12:23JST RIZAPグループ---営業利益6倍の大幅増益の強固な収益基盤の確立を背景に、復配と自社株買いを同時発表
RIZAPグループ<2928>は2026年5月14日、業績改善を受け、株主還元の強化に関する重要な決定を相次いで発表した。これまでの成長投資フェーズから、蓄積した利益を株主に直接還元するフェーズへと明確に舵を切った点は、個人投資家にとって極めて注目すべき変化である。
まず、株主が待ち望んでいた復配が正式に決定した。2026年3月31日を基準日として、1株当たり0円67銭の配当を実施する。この決定は、主力事業「chocoZAP」の収益化がグループ全体の利益を大きく牽引し、主要子会社4社が過去最高益を達成するなど、強固な収益基盤の再構築が完了したことを裏付けるものだ 。配当の効力発生日は2026年6月29日を予定している。
さらに、機動的な資本政策として自社株買いの実施も発表された。取得し得る株式の総数は1,100万株(上限)、取得価額の総額は26億円(上限)という規模である。取得期間は2026年5月15日から2027年5月14日までとなっており、発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合は1.84%に達する。会社側は、現在の株価水準が将来の成長ポテンシャルに対して「割安な水準」にあると断言しており、自社株買いを通じて資本効率の最適化とROE(自己資本利益率)の向上を図る構えである。
今回の発表は、chocoZAP事業が収益化から「再成長フェーズ」へと移行する中、出店や既存店全店リニューアル、AIを活用した自律型店舗の開発など150億円超の成長投資と並行して、株主価値の最大化を追求する同社の自信の表れと言える。大幅な増益によって筋肉質な経営基盤を確立した今、RIZAPは「攻めの投資」と「充実した株主還元」を両立させる新たなステージに突入した。
充実した株主優待制度に加え、今回の「復配」と「大規模な自社株買い」のセットは、中長期での資産形成を目指す個人投資家にとって、同社をポートフォリオに組み入れる強力な動機付けとなるだろう。
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