*12:37JST 後場に注目すべき3つのポイント~買い先行もマイナス圏に転落
19日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は続落、買い先行もマイナス圏に転落
・ドル・円は上値が重い、為替介入に警戒
・値下がり寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位がソフトバンクグループ<9984>
■日経平均は続落、買い先行もマイナス圏に転落
日経平均は続落。386.19円安の60429.76円(出来高概算12億3259万株)で前場の取引を終えている。
前日18日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は159.95ドル高の49686.12ドル、ナスダックは134.41ポイント安の26090.73で取引を終了した。最終合意まで対イラン原油制裁の一時免除の可能性が報じられ、原油価格の下落で、寄り付き後、小幅高。同時に、トランプ大統領が週末のソーシャルメディア投稿で、「時間切れが近づいている」とイランに警告、合意の行方が依然警戒され、売りにおされ下落に転じた。原油価格が上昇に転じ終日戻りの鈍い展開。終盤にかけ、トランプ大統領が計画していた19日の対イラン攻撃を中東諸国からの要請により中止した事を明らかにすると、ダウはプラス圏を回復、ナスダックは下げ幅を縮小した。
前日の米株式市場の動向を横目に、19日の日経平均は386.89円高の61202.84円と反発して取引を開始した。前日の米ダウ上昇を受けて寄り付きは買いが先行したものの、ナスダック安や半導体関連株への売りが重荷となり、その後は下落に転じた。米長期金利の上昇や中東情勢を巡る警戒感も投資家心理の重しとなり、指数は前場中盤にかけて下げ幅を拡大。半導体関連や電線株に利益確定売りが広がる一方、内需株やサービス株の一角には買いが入った。
個別では、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、コナミG<9766>、KDDI<9433>、バンナムHD<7832>、京セラ<6971>、オリンパス<7733>、東京海上<8766>、セコム<9735>、任天堂<7974>、ベイカレント<6532>、ソニーG<6758>、太陽誘電<6976>、テルモ<4543>、野村総合研究所<4307>などの銘柄が上昇。
一方、アドバンテ<6857>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、フジクラ<5803>、ファナック<6954>、キオクシアHD<285A>、レーザーテク<6920>、住友電<5802>、ディスコ<6146>、HOYA<7741>、イビデン<4062>、古河電<5801>、スクリン<7735>、信越化<4063>、安川電<6506>などの銘柄が下落。
業種別では、サービス業、その他製品、保険業などが上昇した一方で、非鉄金属、精密機器、ガラス・土石製品などが下落した。
後場の日経平均株価は、戻りの鈍い展開が続く見通し。前場は米ダウ上昇を受けて買い先行で始まったが、ナスダック安や半導体関連株の下落が重荷となり、特にアドバンテや東エレク、レーザーテックなど指数寄与度の高い半導体株の下げが相場全体を押し下げた。日本時間21日早朝に米エヌビディアの2-4月期決算発表が予定されていることから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあるか。中東情勢を巡る不透明感や原油価格の変動、長期金利の動向が引き続き市場心理に影響を与える見通しで、後場は為替や米株先物の動きをにらみながら神経質な展開が続きそうだ。
■ドル・円は上値が重い、為替介入に警戒
19日午前の東京市場でドル・円は上値が重く、158円75銭から159円02銭まで上昇後は上げ渋った。NY原油先物(WTI)は1バレル=107ドル台後半に持ち直し、ドル買いを後押しする。ただ、上値では日本の為替介入への警戒感から一段のドル高・円安は抑制される。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は158円75銭から159円02銭、ユ-ロ・円は185円06銭から185円20銭、ユ-ロ・ドルは1.1641ドルから1.1661ドル。
■後場のチェック銘柄
・テクニスコ<2962>、シリコンスタジオ<3907>の、2銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位がソフトバンクグループ<9984>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・1-3月期国内総生産速報値:前期比年率+1.7%(予想: +1.7%、前期:+1.3%→+0.8%)
【要人発言】
・ハンター豪準備銀行総裁補
「最近の原油価格の上昇は対応が特に困難な課題」
「原油価格の上昇は短期的にコスト上昇と消費者物価の上昇を意味する」
「物価への波及はより迅速かつ広範囲に及ぶ」
「インフレ期待が上昇するリスクも高まっている」
<国内>
・特になし
<海外>
・15:00 英・4月失業率(3月:4.4%)
<CS>