*11:06JST 筑波精工 Research Memo(6):2027年3月期は営業黒字を目指す。EV向け回復に加えAI半導体向けに期待
■筑波精工<6596>の今後の見通し
2027年3月期の業績は、売上高が321百万円(前期比15.4増)、営業利益4百万円(前期は32百万円の損失)、経常利益3百万円(同32百万円の損失)、当期純利益2百万円(同49百万円の損失)の見通しである。
製品別の売上高予想は非開示とされているものの、各製品ラインにおいて需要の拡大が見込まれている。同社によれば、現在、収益基盤を押し上げる可能性のある3つの有力な案件が進行中である。1つ目に、EV市場向けとして、75μ+12インチの薄型化プロセスに対応した自動機の出荷が既に完了しており、今後は量産フェーズへの移行による本格的な収益貢献が期待される。2つ目に、既存の8インチでの「Supporter」の追加注文が実行される蓋然性が高まっている。そして3つ目に、ウエハの検査工程における採用である。前述の通り、前期より大手ファウンドリによる実証テストが継続しており、これに呼応する形で、足元では検査装置メーカーからも引き合いが生じ始めている。同社は、これらの案件は現時点で確定事項ではないため今期予想には反映させていないとしつつも、テストの進捗次第では今期業績への上乗せ要因となり得る旨を示唆している。次世代プロセスへの適応加速を含め、同社の成長性を占う上で今後の動向が注目される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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