*09:33JST 仙波糖化工業株式会社:2026年3月期決算説明会文字起こし(3)
仙波糖化工業<2916>
続きまして、製品区分別の売上動向を簡単にご説明します。まずカラメル製品におきまして、季節限定デザート商品向けの反動減もあり、前期実績を下回りました。しかし、乾燥製品類の粉末茶や粉末味噌、粉末醤油、および冷凍製品が好調に推移した結果、自社商材の売上高は前期比4.7%増加しています。これにより、自社商材比率は0.6ポイントの増加となりました。
他方、受託商材につきましては、中国龍和食品の連結除外の影響があったものの、組立製品類のヘルスケア商材の一部において回復の兆しが見られたこともあり、前期比1.7%の増収となっています。
海外売上高におきましては、中国子会社の連結除外の影響を受け、前期比で減少しました。その結果、海外売上高比率は前期比1.2ポイント減の2.3%となっています。
なお、当決算期における中国元とベトナムドンの為替レート実績を表の下段に記載しています。為替相場では、前期比で見るとどちらも円高となりましたが、期初予想比では中国元が0.12円ほど円安となりました。
こちらのページでは、先ほどご説明しました製品区分別の売上の詳細を示しています。カラメル製品は、海外子会社で着色料の販売が増加したものの、カレー向けなどの国内市場が減少しました。また、一般食品用では季節限定デザート商品向けの反動減があり、カラメル製品全体では前期比0.5%減の44億93百万円となっています。
乾燥製品類は、凍結乾燥製品が減少したものの、粉末乾燥製品の粉末醤油や粉末味噌といった調味料類、および粉末茶が好調に推移したことから、乾燥製品類全体では前期比2.7%増の71億43百万円となりました。
組立製品類は、ブレンド製品で対前期比2億27百万円減と大きく落ち込みましたが、造粒製品のスポーツサプリメント受託の一部が復調したことから、組立製品類全体では対前期比で8.7%増の35億23百万円となっています。
冷凍製品は、中国龍和食品の連結除外の影響でその他が大きく減少しました。しかし、冷凍山芋の新製品投入効果や、引き続き冷凍和菓子が堅調であったことからその減少分をカバーし、冷凍製品全体では対前期比で4.8%増の29億92百万円となっています。
続きまして、主力製品および商材の動向についてご説明します。まずは、乾燥製品類の主力商材である粉末茶の動向についてお話しします。コロナ禍前後の変化を分かりやすくするために、やや長いスパンで実績を表示しています。グラフをご覧の通り、給茶機向け売上高はほぼコロナ禍前の水準に戻ってきました。粉末茶は2期連続で過去最高売上高を更新しています。ただ一方で、既報の通り原料茶葉価格が高騰しており、厳しい状況が続いています。現在、業績への影響度を最小限にとどめるべく対応を進めています。
続きまして、冷凍製品についてご説明します。まず、左側の冷凍山芋製品は、天候要因や新製品の投入効果もあって、特に第2四半期で売上高が大きく伸長しました。加えて、外食産業向けに新製品を投入できたことも売上高の増加に大きく寄与しています。四半期別で見ましても、当期はすべての四半期で前期実績を上回り、過去最高を記録しました。次に、右側の冷凍和菓子製品につきましても、新規顧客の開拓により堅調に推移していることが見て取れると思います。
次に、ヘルスケア商材の受託状況についてご説明します。当期はスポーツサプリメントにおいて復調が見られました。底打ちを脱した感はありますが、右側の表をご覧の通り、昨年からプロテイン原料価格の上昇が続いています。その背景には世界的に需要が高まっていることがあり、例えばアメリカでのダイエット薬の代替需要の増加、インドや中国といった新興国でも需要が高まっていることが一因とされています。ヘルスケア商材は100%が受託加工品となりますので、売上高を当社でコントロールすることはできませんが、プロテイン原料価格や物価高による消費者心理の動向については今後も注視していく考えです。
仙波糖化工業株式会社:2026年3月期決算説明会文字起こし(4)に続く
<MY>