*16:41JST AI関連株物色が続き初の72000円台【クロージング】
22日の日経平均は大幅に8営業日続伸。1103.90円高の72353.96円(出来高概算20億8000万株)と初めて72000円台に乗せて取引を終えた。朝方は中東情勢の先行き不透明感や直近の株価上昇の反動から利益確定売りが先行。日経平均は反落スタートし、直後に71009.52円まで水準を切り下げた。しかし、成長期待の高い半導体・人工知能(AI)関連株への物色人気は継続し、日経平均はすぐに切り返す展開に。午前9時半過ぎには初めて72000円台に乗せ、その後じりじりと水準を切り上げ、後場取引開始後には72831.73円まで上値を伸ばした。その後は利食い売りもあってやや伸び悩んだものの、概ね72400円前後での保ち合いを維持していた。
東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄が790を超え、全体の過半数を占めた。セクター別では、非鉄金属、ガラス土石、電気機器、銀行など22業種が上昇。一方、不動産、鉱業、パルプ紙、石油石炭など11業種が下落した。指数インパクトの大きい銘柄では、東エレク<8035>、イビデン<4062>、ソフトバンクG<9984>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、太陽誘電<6976>、KDDI<9433>、トヨタ<7203>が軟調だった。
東京市場は19日までの7営業日で7000円超上昇しただけにその反動から朝方は利食い売りが先行した。また、米国とイランの戦闘終結の最終合意に向けた協議が21日に行われ、イランによるホルムズ海峡の再封鎖宣言や、同海峡の緊張を巡ってトランプ米大統領が態度を硬化させるなど、協議の行方が気がかりなことも心理的な重しとなっていた。しかし、米系証券が目標株価を引き上げたキオクシアHD<285A>が朝安の後、プラスに転じたほか、19日にストップ高を演じたフジクラ<5803>も連日制限値幅いっぱいまで買われるなどAI関連株物色は旺盛で、後場取引開始直後には日経平均の上げ幅が一時1500円を超えた。また、イランのアラグチ外相は日本時間22日午前、戦闘終結に向けた協議を終えて「一連の協議がレバノンでの戦闘終結に向け大きな進展をもたらした」とXに投稿したと伝わったことも中東懸念を後退させる要因になったようだ。
一部市場関係者からは、3日の高値(68786円)から11日の安値(62335円)までの下げ幅の倍返しにあたる75237円近辺までの上昇が想定されるのではないかと強気な声も聞かれている。AI関連株物色も半導体やメモリー、光ファイバーからフィジカルAIへと広がりを見せていることも踏まえると、投資家の物色意欲は旺盛だろう。利食い売りをこなしながら引き続き堅調な展開が見込まれそうだ。
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