*11:05JST リソル Research Memo(5):インバウンド需要が拡大、2ケタ営業増益を達成
■リソルホールディングス<5261>の業績動向
1. 2026年3月期の業績動向
2026年3月期の業績は、売上高が30,404百万円(前期比7.1%増)、営業利益が3,303百万円(同23.2%増)、経常利益が3,121百万円(同21.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が2,708百万円(同38.9%増)となった。期初予想との比較でも、売上高で404百万円、営業利益で303百万円超過達成するなど、好調な決算であった。
2025年のインバウンド旅行者数が約4,268万人と歴史的高水準のなか、インバウンド旅行者の消費動向が買い物などの「モノ消費」から利便性・安全性・高付加価値を備えた「コト消費(宿泊・飲食・体験)」へと本格転換したことで、インバウンド消費の拡大に弾みがついた。さらに国内の需要も、安定的な旅行やゴルフ、労働者不足のなか人材確保に迫られる企業の研修などに支えられ、事業環境は堅調に推移した。懸念された中東情勢の緊迫化や中国人インバウンド旅行者の縮小の影響については、先行きは不透明だが、現状、限定的な状況にとどまっているようだ。このような環境下、同社は、インバウンド需要への対応を一層強化するため、マーケティング施策の強化やニーズに応じた商品・プランの開発に努めた。同時に、“ツーリストホテル”としてのブランドイメージを強化するため、接客体制の強化や施設の上質化に引き続き取り組んだ。
この結果、売上高は主力のホテル運営事業を中心に全般的に順調に推移、1ケタ後半の伸びとなった。また、増収効果により採算が改善し、営業利益は2ケタ増益となった。なお、期初予想に対して売上高と営業利益が超過達成したのは、ホテル運営事業において、“ツーリストホテル”が上質なブランドとして浸透してきたことを背景に、想定以上にインバウンド需要が高まり、客室単価が向上したことが要因である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)
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