*16:37JST 米半導体株高を背景に買いが優勢となり、心理的な節目の66000円台を回復【クロージング】
30日の日経平均は3日ぶりに大幅反発。1272.45円高の66753.72円(出来高概算27億6000万株)と心理的な節目の66000円台を回復して取引を終えた。米半導体関連株が買われた流れを受け、東京市場でも人工知能(AI)関連株が相場を主導する形となり、日経平均は上げ幅を拡大。ただ、上値のめどとされる75日移動平均線(66671円)水準に接近すると、戻り待ちの売りや利益確定売りが出て、朝方の買い一巡後は伸び悩んだ。ただ、後場に入り、ソフトバンクG<9984>などがさらに強含んだことが投資マインドを上向かせ、短期筋などの先物買いも加わった。後場終盤には66946.14円まで上値を伸ばした。
東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄が1100を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、33業種全てが上昇し、非鉄金属、銀行、金属製品、化学の上昇が際立っていた。指数インパクトの大きい銘柄では、ソフトバンクG、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、フジクラ<5803>が堅調だった半面、村田製<6981>、京セラ<6971>などが軟化した。
29日の米国市場は、インフレ指標と雇用統計の発表を控えるなか、目先の利益確定売りと中東からの石油輸出回復の兆しを受けた原油安を好感した買いなどが交錯し、主要株価指数はやや下落。ただ、SOX指数が1.3%超高と上伸したことが支援材料になった。また、次世代電子部品の共同開発で基本合意したTDK<6762>と太陽誘電<6976>がともに上昇したほか、前日に下落した銀行や商社、海運などの高配当株が改めて買い直されたことも好影響を与え、日経平均の上げ幅は一時1400円を超えた。個別では、株主優待の廃止を発表した伊藤園<2593>が売られる場面もあった。
株式市場ではOpenAIの「DevDay 2026」についてあまり言及されていない印象だが、ソフトバンクGの強い動きには同イベントで「dots」が発表され関心を集めるなど、複数の材料があったことも改めて押さえておきたい。日経平均も想定より強い動きとなり、75日線水準を上回って引けたことで、投資家心理も改善しやすくなった。とはいえ、米国では30日の取引終了後に半導体大手マイクロン・テクノロジー
が2026年6-8月期決算を発表する。重要経済指標も控えており、落ち着いて内容をしっかりと確認したいところだ。
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