*10:03JST 株式会社アルトナー×著名投資家はっしゃん氏対談動画文字起こし(3)
アルトナー<2163>
●はっしゃん
続いての質問です。現在、日本経済全体でインフレが進み、賃金の上昇や顧客単価の上昇など、かなりインフレ傾向にあると思います。同時に金利も上昇傾向にあり、長くデフレが続いた時代とは、この1、2年で大きく変わってきたように感じます。
こうした社会構造の変化に対して、御社の立ち位置が変わるようなことはあるのか、ご見解をお聞かせください。
■アルトナー 関口様
インフレ、そして金利上昇によるコストアップという2つのキーワードを軸に、社会構造が変化しつつある、あるいは変化が始まっていることに対するご質問と理解いたしました。
足元におきましては、当社にとっては価格条件が是正されやすい環境にあります。賃金を上げていく機運が高まっており、当社のいわゆる派遣料金も上昇しやすい環境になっているという意味では、経営にとっては比較的追い風が吹いている状況です。
一方で、社会構造の変化は今に始まったことではありませんが、労働人口の減少に対して、こうした人財集約型ビジネスのあり方が今後どのように変化するのか、どのような対応を迫られるのかという点は、非常に大きな課題であると認識しています。
これに対しては、AIの活用も1つの改善手段となり得るかもしれません。また当社では、中期経営計画のなかで、これまでアルトナーの社員だけで事業を展開してきた環境から、今後は請負・受託事業を拡大させることにより、アルトナーの社員以外の人財を活用できる環境整備を行っていきます。例えば、協力会社を組織化して協力会社のエンジニアを積極的に活用すること、シニアや女性のエンジニア、外国人労働者を活用できる環境づくりを請負・受託事業のなかで整備することなどです。
中期経営計画では、そうした請負・受託事業の人員比率を現在の約10%強から30%まで引き上げ、プロジェクト数を拡大させる計画です。「多種多様な人財活用の推進」をテーマに掲げ、労働人口の減少という社会構造の変化に対して、今後の経営対策を打っていく考えです。
加えて、時事問題であるAIによって当社のビジネスモデルにどのような影響が出てくるのかについても、今後注視していきたいと考えています。
●はっしゃん
ありがとうございます。大変よく分かりました。
▲フィスコ 秋山
ありがとうございます。それでは、次のトピックの質問に進んでいただけますでしょうか。
●はっしゃん
次の質問に移ります。御社は前回の決算発表の際に1対2の株式分割を発表され、実施されました。もともと2,000円ほどだった株価が現在1,000円ほどになっていますが、これは分割によるものです。株価を下げ、より多くの株主に買っていただきたいといった趣旨なのか、分割の狙いをお聞かせください。
また、御社は配当も少しずつ増やされており、分割と増配を同時に進められた結果、配当利回りは4%を超え、かなりの高配当となっています。株主還元に積極的な企業は人気が出やすいと思いますが、今後の株式分割や株主還元について、どのような方針で臨まれるのかをお聞かせください。
■アルトナー 関口様
まず、株式分割についてです。本年7月31日を基準日とし、8月1日から株式を1対2に分割いたしました。分割の主な目的は、1日あたりの出来高、いわゆる回転率をもう少し高めることで、株価の刺激策にならないかという点にあります。
次に、配当政策、株主還元政策についてです。当社の配当の基本的な考え方は、配当性向50%をベースに、前年割れをしない累進型の配当を目指すというものです。したがいまして、毎事業年度における1株当たり利益、いわゆるEPSを拡大させる、つまり企業として利益成長を継続していくことも含めて、積極的な株主還元を実施していきたいと考えています。
自己株式の取得や今後の株式分割などにつきましては、株価や1日あたりの出来高・回転率といったデータを注視しつつ、可能な限りの株価施策を今後も展開していきたいと考えています。
●はっしゃん
ありがとうございます。株主の視点から見ますと、非常に心強い方針です。一方で、今おっしゃったEPSは期間利益ですので、業績が悪化した場合には株主還元に影響が出るのではないかという懸念もあります。
先ほど、業績は追い風にあるとおっしゃっていましたが、この点は安心してよいのでしょうか。中長期は難しいかもしれませんが、成長の角度について、現段階での感触を教えてください。
■アルトナー 関口様
中間期の単体業績でご説明します。
まず注目していただきたいのは、売上高が9.0%成長している点です。また営業利益率につきましては、前年の18.7%から本年は19.0%まで高まっています。
これは、エンジニアの稼働率が高いことに加え、エンジニア1人当たりの技術料金が前年より上昇していることが要因です。こうした要因から見ましても、13期にわたるの増収、そして営業利益の増加の継続に向けて、上期の決算を受け、下期に向かって着実に前進しているのではないかと捉えています。
●はっしゃん
ありがとうございました。私のこのパートでの質問は以上になります。
▲フィスコ 秋山
ありがとうございました。多様な株主還元の進捗と狙い、そして中間業績のハイライトについてお話しいただきました。それでは、はっしゃんさん、次の質問に進んでいただけますでしょうか。
株式会社アルトナー×著名投資家はっしゃん氏対談動画文字起こし(4)に続く
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