家を売るタイミングはいつがよいのか(イメージ)
家は「人生で最も高い買い物」だと言われる。立地からローンの試算、家具までこだわった人は多いだろう。だが、その自宅を「売る」となった時、どんな準備が必要か、何をすればいいのかは知られていない。安易な選択が取り返しのつかない失敗につながるのが自宅売却の恐ろしさ。専門家が正しい知識を伝授する。【失敗しない家の売り方・前後編の前編】
売却時期「今が売り時」に注意
家の売却には慎重な判断が必要になる。不動産売買の専門家でハッピーハウス代表の真山英二氏が語る。
「家を売却する前にまず考えるべきは“本当に売る必要があるのか”です。将来的に親族が使う、誰かに貸すなどの選択肢を検討したのちの最終手段が売却なのです」(以下、「 」は真山氏)
実際、売る必要はないのに相場よりも安く自宅を手放してしまい、後から相談に来る事例が後を絶たないという。一度売った家は簡単に取り戻せないので、まずは売却の目的と優先順位を整理したい。そのうえで、安易な決断で失敗しないために解消しておきたい疑問を解説していく。
【Q.何歳までに売るべき?】
歳を重ねると体が動かず売却の手続きが億劫になる。ただし売り時は年齢では決まらない。
「あくまで大事なのは売る必要があるかないかで、年齢は関係ない。老人ホームに入居する場合でも、入居資金が足りるなら自宅を売らず持ち続ける選択肢があります」
「家を売る」その前に確認しておきたい疑問(その1)
【Q.不動産相場の上昇を待ったほうがいい?】
不動産バブルが叫ばれて久しいなか、さらなる価格上昇を期待して売却を待ったほうがいいのか。そう悩む人は多いが、相場が上がっても売り手の希望価格で買う人が現われるとは限らない。
「高く売ることと時間をかけることは別です。高値でも買いたい人がいればすぐに売れますが、長く持っても高く売れる保証はありません。結果、売り時を逃してしまうケースが少なくない。相場の天井は誰にも分からないので、自分のなかで価格を決めて、その値段になったら売却するのが望ましい」

