*08:42JST ディフェンシブ株や景気敏感株にシフト
23日の日本株市場は、売り先行で始まった後は半導体や人工知能(AI)関連株の底入れを見極めながらの不安定な相場展開になりそうだ。22日の米国市場はNYダウが11ドル高、ナスダックは694ポイント安だった。メタ・プラットフォームズやテスラの決算を受け、AI過剰投資への懸念が再燃。エヌビディアのファン最高経営責任者(CEO)やブラックストーンなどが需要の強さを強調し擁護したものの、巨大負債への警戒感は払拭されず、半導体株を中心に売られた。ただ、プロクター・アンド・ギャンブルが決算評価で買われ、NYダウを支えている。シカゴ日経225先物は大阪比520円安の62680円。円相場は1ドル=156円60銭台で推移。
シカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行することになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで63570円まで買われた後は、米国市場の取引開始後に下へのバイアスが強まり、62310円とナイトセッションの安値で終えている。ラムリサーチやメタ・プラットフォームズ、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、マイクロン・テクノロジーなどが大幅安となるなかで、フィラデルフィア半導体(SOX)指数の下落率は6%を超えた。
こうした流れから本日もアドバンテスト<6857>やキオクシアHD<285A>、ソフトバンクG<9984>、東京エレクトロン<8035>など、指数インパクトの大きい半導体やAI関連株には売りが先行することになるだろう。まずは売り一巡後にリバウンドの動きをみせてくるかを見極めたいところである。戻りの鈍さが意識されてくるようだと売り仕掛け的な動きが警戒される。
また、日経平均株価は前日の大幅な下げによってボリンジャーバンドの-1σ(64016円)を明確に割り込んだことで、-2σ(61719円)辺りが射程に入ってきた。200日線(61403円)も意識されてくることで、押し目狙いの買いを入れにくくさせそうである。決算発表が本格化してくることで、決算内容を見極めたいとする様子見姿勢も強まりやすく、短期的な売買が中心になりそうだ。物色としては米国の流れからディフェンシブ株や景気敏感株のほか、引き続きサイバーセキュリティに関連する銘柄へ関心は強そうだ。
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