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【注目トピックス 日本株】株式会社トリプルアイズ:2026年8月期通期決算説明会文字起こし(6)

*09:16JST 株式会社トリプルアイズ:2026年8月期通期決算説明会文字起こし(6)
トリプルアイズ<5026>

莫大な潜在市場が広がる自動車・製造業のDX市場において、圧倒的なドメイン知識と自前のAI開発力を両輪で持つプレイヤーは、我々トリプルアイズグループをおいて他にありません。確実なPMIの成功を足場に、来期以降、さらに非連続で爆発的な成長へと舵を切るトリプルアイズのポテンシャルに、ぜひ大きなご期待を寄せていただければと思います。

先ほど申し上げましたトリプルアイズの『先端AI技術』と、BEXの『設計ノウハウ』の融合が、具体的にどのような革新を現場にもたらしているのか、2つの主要施策を深掘りしてご説明いたします。

当社は、自動車設計の実務ナレッジに直接AIを掛け合わせることで、製造業の生産性を抜本的に向上させております。

まず、左側のボックスにございます『1. 設計付帯業務の自動化』についてです。

自動車設計の現場には、3D CAD上の目視チェックや修正、集計といった、膨大な定型業務・付帯業務が存在します。当社はこれらをプログラムによって自動化する『CAD自動化プログラム』を構築いたしました。これにより、図面の注記や規格の目視検証にかかっていた多大な時間と、手戻りの主要原因であったヒューマンエラーを防げます。

結果として、『年間見込み削減工数 4,000時間』という圧倒的な業務効率化を達成いたしました。これにより、現場のエンジニアが本来注力すべき『創造的な設計検討』へとリソースを集中させることが可能となり、設計の現場に劇的な高付加価値化をもたらしています。

続いて、右側のボックスにございます『2. セキュアなローカル生成AI』です。

製造業、特に自動車業界においてAIを導入する際の最大の障壁は、機密情報の漏洩リスクです。当社は、外部へ一切接続しない完全な『閉域網』で稼働するローカル生成AIを開発いたしました。この安全な環境下で、当社の『独自RAG技術』を用いることで、社内固有の複雑な設計ルールや、過去の膨大な技術文書、要件定義書から、必要な情報をAIが瞬時に抽出・要約するチャットボットを実現しました。

熟練技術者の頭の中にあった実務ナレッジを即座に引き出せる、次世代ナレッジ基盤『SECURE DX』として、現場の意思決定スピードを極限まで高めております。

トリプルアイズとBEXのシナジ―の優位性に関してお話します。

世の中の多くのAIベンダーやコンサルティング会社が直面している最大の壁は、『AIを活用して技術的に可能であること』と、それが『実際の現場にフィットすること』の間に横たわる巨大なギャップです。技術が素晴らしくても現場の業務フローに合わなければ使われませんし、現場の要望ばかり聞いても高度なAI実装はできません。

当社グループは、この2つを完璧に両立させる独自のポジショニングを確立いたしました。

トリプルアイズとBEX、それぞれの強みと役割として、スライドの左側、当社の強みは『AIの開発・実装の豊富な実績』です。顔認証AIから最先端の生成AIまで、アルゴリズムの設計から本番稼働までを一気通貫で担う技術実行部隊として、『どう技術で解決するか』の豊富な手法を最短・最適な形で提示することができます。

一方で、スライドの右側、BEXが持つのは『現場の深い理解』です。自動車業界に特化し、45年にわたり蓄積された技術は、業務系・制御系・インフラまでを横断する極めて広い守備範囲を誇ります。彼らはトヨタグループ各社のシステム開発・保守・運用を担い、発注者のリアルな業務フローを知り尽くした『現場密着型パートナー』です。

この両者が掛け合わさることで、お客様に対する提供価値は『要件定義からAI実装まで、責任の一元化』という唯一無二の形へと進化します。

現場の業務を泥臭く知り尽くしているからこそ最適な要件定義ができ、自社で最先端の技術を握っているからこそブレのない超高速な実装ができる。これがトリプルアイズが誇る製造業DXの必勝パターンです。

この強固なシナジーを武器に、来期以降、日本の基幹産業である自動車・製造業のAI社会実装をどこよりも速く、どこよりも深く加速させ、非連続な業績拡大を実現してまいります。

こちらのページでは、先ほどのBEXとのシナジーを最大限に発揮する最注力ドメイン、『自動車領域へのシフト』についてご説明いたします。

スライド上部のメッセージに掲げております通り、当社の戦略は「生成AIの浸透率がまだ1〜2割にとどまる空白地帯を、BEXの常駐と当社のオンプレ画像認識技術によって先行して制圧する」という明確なものです。

上段の3つの要素をご覧ください。自動車×AIという巨大市場を「面」で獲るための足場が、すでに整っております。

第1に、「トヨタ経済圏への足場」です。当社グループはすでにトヨタ自動車本体および主要Tier1サプライヤー各社への口座開設を完了しております。さらに、トリプルアイズのメンバーがBEX社へ出向・常駐し、東海地区の顧客基盤を徹底的に深耕した結果、すでにAI開発案件を2件受注いたしました。構想段階ではなく、すでに具体的な実績として成果が出始めております。

第2に、「生成AIの空白地帯」という市場環境です。自動車の製造現場における生成AIの浸透は、一般的なCopilot等の活用を中心に1〜2割程度に過ぎず、現場の業務に特化した実用的なAIはほぼ未導入の状態です。まさに、巨大な未開拓市場が目の前に広がっております。

第3に、「当社の勝ち筋」です。自動車業界の現場では、極めて厳格な機密保持が求められるためクラウドが使えない「オンプレミス制約」があり、さらに扱うデータは「複雑な設計図面や画像データ」が中心となります。これは、当社が培ってきた「画像認識技術」と「セキュアなオンプレミス実装力」が最も強みを発揮できる領域であり、一般的なWeb系AIベンダーでは決して踏み込めない当社の独壇場でございます。

下段にお示ししております通り、当社はこの勝ち筋に沿って、具体的な「製品パイプライン」を展開してまいります。現場の業務効率化を担う「Copilotエージェント」、設計工数を劇的に削減する「図面生成AI×CAD」、そして品質管理を高度化する「外観検査 画像認識AI」の3つです。

これら強力なパイプラインを順次投入することで、自動車産業という日本最大のマーケットを面で獲り、当社の非連続な成長へと確実に繋げてまいります。

株式会社トリプルアイズ:2026年8月期通期決算説明会文字起こし(7)に続く

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