増配期待株について語った億り人のRickyさん(撮影:杉原賢紀/小学館)
一時は最低購入価格が1000万円を超えた半導体メモリ大手のキオクシアホールディングス(HD)が今年9月末に1対3の「株式分割」に踏み切って話題を集めたが、同時期に損保大手の東京海上ホールディングス(東証プライム・8766)は1対15とさらに細かく分割するなど、話題を集める銘柄で株式分割が相次いでいる。
株式分割は個人投資家が投資しやすい金額に抑えることが目的の1つだが、それでもキオクシアHDの最低購入価格は100万円を超える一方、東京海上HDは5万円台と比較的手が届きやすい水準になっている。
はたしてこれは「買い時」なのか。「一度買った株は二度と売らない」手法で年間800万円超の配当収入を得ている億り人の個人投資家・Rickyさんに聞いた。
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3年以上保有で電子マネー7500円相当の株主優待
Rickyさんが解説する。
「最低購入価格が下がったとはいえ、キオクシアHDもさることながら、東京海上HDも現時点で特に割安な水準だとは考えていません。ただ、これまで同社株に投資してこなかった人がこの機会に100株を長期保有することは、将来の資産形成に向けて有効な視点と考えます。
東京海上HD株の最大のメリットは、100株を5万円台で買って3年以上保有すれば7500円相当の電子マネーがもらえる株主優待にあります。
さらに、その初回優待の翌年以降も継続保有で毎年2500円分がもらえるわけですから、100株5万円台で購入して4年以上の保有で合計1万円分の株主優待を得ることができるわけです。単純に計算すると、実質的に年間4%以上の利回りとなります。これら株主優待とは別に、配当金は毎年もらえます。
1株当たりの年間予想配当(2027年3月期の予想1株配当)は16.34円。2026年10月下旬時点の配当利回り(会社予想)は2.8%ほどですから、現時点の株価水準から考えると、初回株主優待の翌年以降は、配当金と2500円分の株主優待を合わせて7%ほどのインカムゲインを毎年手にできる計算になります。
もちろん、株主優待の受け取りには継続保有の条件があり、配当や株価も将来にわたって保証されるものではありませんが、長期保有でインカムゲインを得られる期待が持てる銘柄と言ってよいでしょう」(以下、「」内コメントはRickyさん)
