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相場は、寄せては返す波す満ち潮のようなもの

2015年8月25日 19:00

 相場の進行は、寄せては返す満ち潮のようなものです。 一直線に見えても、細かく見れば波動を繰り返しながら進んでいます。寄せてくるかと思えば返し、こんなものかなと思っていると、また寄せてきてその前よりも侵食していきます。

 こうした寄せては返すを繰り返してやっているかと思えば、ある時、大きな返しがあり、これで今までの流れが終わったのかなと思うときがあります。

 この大きな返しは、相場で言えば、調整局面にあたり、たとえば、悪材料がいろいろ出て下落していた通貨が、ポジション的にも大きくショートに傾いてしまい悪材料に反応しなくなり、意外とたわいもないことをきっかけにして大きく反発する場面があります。

 そうなると、マーケットセンチメントに気迷いが生じ、懸念されていた問題も回復に向かうのではないかといった楽観が急激に膨らんで、ポジションもショートからロングになっていきます。このロングが積み上がる過程で、新たな下げのエネルギーが蓄積されることになります。
※ロングが溜まると「下落」し、ショートが溜まると「上昇」する仕組みについては、【水上紀行の為替相場の本質】 急騰・急落のメカニズムをご覧ください。

 こうした一連の動きを見ていますと、一定の心理のパターンが読み取れます。つまり上記では「疑心暗鬼」(ロングが徐々に少なくなる)⇒「疑心暗鬼から確信に変わる」(相場は下落局面だ、とショートが徐々にできてくる)⇒「過信も生まれる」(ショートが多くなる)⇒「一転、相場が反転し失望」(相場は下がらなくなったため、ショートが決済されていき、反発)⇒「見方の転向」(やはり上昇するから、ロングを作る)というパターンが繰り返されていると思います。

「寄せては返す満ち潮のようなら、いつまでたっても一方向にしか行かないのか」というとそうではなく、たとえば下落局面から上昇局面に変化する際により大きな波動がやってくれば、次の方向へと移行していきます。

 大きな波動は投資家勢によって作られることが多いので、注意が必要です。
※参考記事
【水上紀行の為替相場の本質】資本移動が、通貨を動かす
【水上紀行の為替相場の本質】投機筋と実需勢

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