キャリア

アメリカ出稼ぎ日本人の“超円安ドリーム” 同じ仕事で給料が3倍にアップした人も

 困り果てた池住さんは現地法人への転籍を申し入れ、10月から現地法人の社員になった。

「無事に転籍できてホッとしています。給料が上がって、為替にびくびくする必要がなくなり、ここ最近できなかった貯金が11月から月18万円ほどできそうです。周囲には円安を苦に日本法人から現地法人に転籍した日本人がけっこういますが、このままでは日本の有能な人材がどんどん海外に流出するのではないかと思います」(池住さん)

同じ仕事なのに給料が3倍にアップ

 コロナに苦しんだハワイもいまは上げ潮のようだ。

 坂本香さん(27才・仮名)は趣味で続けたフラダンスを本格的に習いたいと思い、4年前にハワイに移住した。日本にいた時とほぼ同じ仕事をしていても、いまは日本円換算で、給料が3倍にアップしているという。

「現在は日本食レストランのアルバイト兼フラダンサーです。アルバイトは週4回、ステージに立つのは週2回で月収は54万円。日本にいた頃はフラダンスの講師と居酒屋のバイトで月収16万円でした。日本では仕事の準備と片づけに給料は発生しなかったけれど、ハワイでは出勤したタイミングでお金が発生し、心身が不調なら、周りに気兼ねすることなく仕事を休めます。お金と時間に追われないのが、日本とのいちばんの違いです」(坂本さん)

※女性セブン2022年11月24日号

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