森口亮「まるわかり市況分析」

バブル後最高値を更新中 いまの日本株の強さは「一過性のものではない」と言える3つの根拠

年初に2万5000円台だった日経平均株価は、5月22日には3万1000円を超えた(写真:時事通信フォト)

年初に2万5000円台だった日経平均株価は、5月22日には3万1000円を超えた(写真:時事通信フォト)

 日経平均株価が33年ぶりにバブル後最高値を更新し、3万円を超える水準で推移している。好調が続くいまの日本の相場をどう分析するか、また、今後の相場の展開をどのように考えていけばよいのか。個人投資家・投資系YouTuberの森口亮さんによる、シリーズ「まるわかり市況分析」。森口さんが、現在の株式相場のトレンドや株価上昇の要因を分析し、今後の見通しを解説する。

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 日経平均株価が3万円を超え、バブル後の最高値も超えてきました。他国の株価指数に比べても、特に5月に入ってからは日本株の強さが目立っています。そうしたなかで多くの投資家が気になるのが、「いまの上昇相場が一過性のものかどうか」ではないでしょうか。今回は、いまの株式相場を分析するうえで押さえておきたい、3つのポイントについてまとめます。

【1】日経平均は上昇トレンド

 私は、株価を見る際に最初に「トレンド」(方向性)を見ています。「トレンドには逆らうな」という相場格言がありますが、過去の長い歴史から見ても、トレンドに逆らうと痛い目を見る可能性が高いことを示唆しているのだと思います。

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