60歳以降に失業給付を受け取って再就職した場合は、高年齢再就職給付金をもらえる可能性がある。こちらも申請の手続きは基本的に再就職先の企業が行なう。長く働いていると、仕事中のケガなどで仕事を休まざるを得ないケースも出てくる可能性がある。
そうした時に備えて知っておきたいのが、休業補償給付だ。業務上または通勤による負傷や疾病で労働できない場合、その4日目から平均賃金日額の最大80%が休業日数分もらえる。
「労災扱いの給付のため、会社が申請手続きを済ませてくれることがほとんどです」(同前)
年齢にかかわらず働くのが当たり前の時代だからこそ、こうした制度を使える時に使うことが重要だ。
※週刊ポスト2023年12月1日号
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