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【日本株週間見通し】日経平均は年末高ラリーへ助走を始めるか きっかけ次第で新展開入りの可能性

日経平均は3週連続で上昇

日経平均は3週連続で上昇

 投資情報会社・フィスコが、株式市場の11月13日~11月17日の動きを振り返りつつ、11月20日~11月24日の相場見通しを解説する。

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 先週の日経平均は週間で1017.09円高(+3.1%)の33585.20円と3週連続で上昇した。週明け13日の日経平均は、米格付け会社ムーディーズによる米国債格付け引き下げ見通しを懸念し上げ幅を縮小したものの、前週末の米国株上昇の流れを支えに反発し、14日も円安進行などを支えに続伸した。15日は米消費者物価指数(CPI)の発表を受けNY株が大幅高、米長期金利も大きく低下したことから、日経平均は節目の33000円を上放れて前日比823.77円高と年初来最大の上げ幅を記録した。16日は米生産者物価指数(PPI)が市場予想を下回り、米下院でのつなぎ予算成立も好感されたが、前日の急伸の反動もあり4日ぶりに反落に転じた。17日は利食い優勢の展開でスタートしたものの、押し目買い意欲は強く大引けに掛けて一段高と反発した。

 米消費者物価指数(CPI)に続き米生産者物価指数(PPI)の発表から、FRB(米連邦準備制度理事会)による高金利政策の打ち止め期待が前進、2024年1-2月までの米つなぎ予算が成立する見通しとなったことで、目先の懸念材料が大きく後退した。相場への影響は限定的だったものの、1年ぶりの米中首脳会談が大きな問題もなく終えたことも心理的な安心材料としてはたらいた。NYダウとナスダック総合指数が3週連続で上昇し、ハイテク株が買い直される米国市場の展開は、東京市場にとっても好感される流れだ。

 33000円台を回復した日経平均は、9月15日戻り高値33634.31円と6月19日の年初来高値33772.89円を残し、バブル崩壊後の戻り高値更新を視界に捉えている。6月高値以降で強弱感が対立しやすい33500円近辺に日経平均は位置しているが、押し目買い意欲の強さは継続しており、過度な下値不安となる材料もない。今週23日は、東京市場が勤労感謝の日、米国市場が感謝祭で、ともに休場という立ち合い日数4日間のカレンダー事情のなか、米国の金融政策に影響が大きい経済指標や労働統計の発表は見当たらない。手掛かり難ともいえるが、年末高ラリーへの期待感は高く、きっかけ次第で新展開入りとなる可能性が高まっている。

 今週の相場で転機のきっかけとなりそうなのが、21日の米半導体大手エヌビディアの第3四半期(8-10月)決算だろう。8月23日発表の第2四半期では売上高が過去最高の135億1000万ドルに達し、前四半期比で88%増、前年同期から2倍のサプライズ決算で、8-10月期売上高も160億ドル見通しを明らかにしている。8月下旬の米国株と日経平均の上昇ドライバーとなった経緯がある。生成AI向け需要が注目され、東京市場でも半導体関連株やグロースの関連株に動意が広がる期待がある。

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