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セルフメディケーション税制、国が払う医療費削減の目的も

 病院でよく処方してもらう薬がある人は、市販薬に該当する商品がないか薬剤師に聞いてみよう。同成分のものがあれば、病院に行くより市販薬を買った方が得になるかもしれない。

◆これまでとの違いは?

 従来の医療費控除は、病院の診察代や薬代、交通費など、治療のためにかかった費用すべてが対象だが、年間で総額が10万円を超えないと使えなかった。一方、新制度となるセルフメディケーション税制は、病院の医療費は含められないが、ドラッグストアなどで対象となる市販薬を、家族合算で年間1万2000円を超えた額を購入すれば利用できる。

◆例/課税所得400万円の世帯で2万円分の控除対象商品を購入した場合

 控除対象は1万2000円を超える部分なので、8000円分が所得控除の対象に。確定申告をすると、8000円にかかる所得税と住民税が戻ってくる。課税所得400万円の場合、所得税率は20%なので所得税から1600円、住民税(一律10%)から800円が戻り、合計2400円が戻ってくる。

※女性セブン2017年1月19日号

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