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住まい・不動産
ミニマリストゆみにゃんさんの節約&投資術

賃貸住まいで住居費を削減する交渉術 「入居時のハウスクリーニング代は本来不要」「火災保険は自分で加入すれば安く済む」…無駄な料金を支払わずに済む方法をFPが解説

住居費を抑えるにはどんな方法があるか(イメージ)

住居費を抑えるにはどんな方法があるか(イメージ)

 物価高の昨今、家賃相場も上昇傾向にあるが、賃貸住まいの人が住居費を削減する方法はあるのか。引っ越し時の賃貸契約のタイミングで初期費用を抑えるため、あるいはいま住んでいる物件の家賃を抑えるために、どのような交渉が必要になるのだろうか。

 この10年で様々な失敗を重ねながら資産をゼロから8000万円へ増やし、現在はYouTuberとして資産形成に関する情報を発信する、FPのミニマリストゆみにゃんさんの著書『オートで月5万円貯まる魔法の節約術』より一部抜粋・再構成して、賃貸契約の節約術を紹介する。

賃貸契約時に10万円以上の節約をする交渉術

 当たり前のことですが、賃貸住まいの人は、家賃の安い物件に引っ越すことで固定費を大幅に節約できます。

 また、賃貸契約時は初期費用の交渉が可能です。成功すれば10万円ほど安くなることが多いです! ただ、賃貸契約を行う前でないと意味がないので注意してください。

 それと、人気物件や繁忙期は交渉が難しいので、時期をずらしましょう(閑散期は7、8月)。

 また、賃貸には一般媒介契約と専任媒介契約があり、前者であれば全国どこの不動産会社でも契約が可能なので、交渉に応じてもらえない場合は別の不動産会社に行っちゃいましょう。見積もりをもらって次の不動産会社へ、と3社ほど渡り歩けばかなり安くなります。

 交渉すべきポイントは次の通り!

【初期費用】
家賃:周辺相場や他の部屋の家賃がわかれば、それと比較する

前家賃:「フリーレント(一定期間家賃が無料になる)」を付けてもらえないか

敷金:退去時の費用のことなので交渉する必要はあまりない

家賃保証会社:交渉は難しい部分だが、親が保証人になるなら外したいところ

礼金:まれにオーナーに黙って勝手に管理会社がつけている場合もある

仲介手数料:賃料の1ヶ月分としている業者もあるが、「借りる人の同意がない限り0.5ヶ月まで」と、法律で決まっている

鍵の交換費用:「鍵交換は不要」と言えば了承してくれることも

火災保険: 自分で加入すれば年間4000円程度になるので、自分で入ろう。指定のものに入らせるのは独占禁止法違反にあたる

24時間サポート:「自分で入る火災保険についているので不要」と断ろう

害虫駆除・消毒:いらないと断ろう

ハウスクリーニング: 通常は退去時に敷金から引かれるはずなので、入居時には不要。これを入居時につけている場合は退去時とダブルで取られるケースが多いので注意! というか交渉せず別の不動産会社に変えた方が無難

 このように、法律違反でもこちらに知識がないのをいいことに契約させようとしてくる業者もあります。一度契約書にサインしたら基本は変えられないので、事前にしっかり内容をチェックして交渉しましょうね。

次のページ:家賃交渉と退去費用でダマされないコツ!
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