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ライフ
減少続くパチンコホールの最新トレンド

【減少し続けるパチンコホール】小規模店が淘汰され大規模店だけが生き残りへ 資本力のある大手チェーンにユーザーが集中せざるを得ない事情

同エリアの競合店を買収する大手チェーンも

 このような状況の中、最近のパチンコ・パチスロ業界で増えているのが、パチンコホールのM&Aだ。小規模なホールが大手チェーンに吸収・事業継承されるケースや、地方で展開する数店舗規模のチェーンが全国規模の大手チェーンに買収されるケースも多い。すでに出店済みのエリアの競合店を買収することで、そのエリアにおける寡占状態を作り出す大手チェーンもある。

「それまで閑古鳥が鳴くようなホールだったのに、大手に買収され屋号を変えて営業を始めた途端、一気に客が増えるというケースも少なくない。やはり大手チェーンの方がユーザーに出玉で還元することもできますし、稼動率が高い人気機種を多数確保することもできる。

 また、パチンコホールの場合、お客さんが多いホールの方が活気があって“出ている感”が強まるので、ネット上でもポジティブな口コミが増え、余計にお客さんが集まりやすくなるという事情もあります。ユーザーとしても、できることなら勝って帰りたいわけで、そのためにネットなどでいろいろな情報を調べている。ネットがない時代は、町の小さなパチンコホールに常連が集まって適度に遊んでいるという光景も日常的でしたが、ネットが普及してホール選びに関する情報が回りやすくなった今は、どうしても“強いホール”にお客さんが集中しがちです」(藤井氏)

 ホールの店舗数自体の減少は止まらないが、一部の大手チェーンはどんどん拡大していく今のパチンコ・パチスロ業界。中小規模のホールにとっては厳しい時代だが、当分はこの傾向が続きそうだ。

 そうした傾向の中で大手にM&Aされた小規模ホールには、目に見える変化が出てくるという。続編記事《「こんな光景見たことない!」大手に買収された小規模パチンコホールの変化に戸惑うユーザー 「来店イベント開催で朝から大行列」の驚き、「快適だったホールが軍団の餌食に」の嘆きも》では、なじみのホールが大規模チェーンに変わったことに対するパチンコ・パチスロユーザーの生の声を紹介している。

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