閉じる ×
閉じるボタン
有料会員限定機能の「クリップ」で
お気に入りの記事を保存できます。
クリップした記事は「マイページ」に
一覧で表示されます。
マネーポストWEBプレミアムに
ご登録済みの方はこちら
小学館IDをお持ちでない方はこちら
ライフ

《明かすべきか、隠すべきか?》職場で“推し隠し”するようになった人たちの事情と苦悩 「上司に明かしたばかりに有休が取りにくくなった…」「同じ推しの同僚と関係悪化」

「前の髪型のほうが好きだったな…」というと厳しい口調で反論されて…

 ファン同士であっても、トラブルにつながるケースがある。男性アイドルグループのファンで、メーカー勤務の30代女性・Bさんは、最初は職場で同じグループを推す人がいることが嬉しかったが、その気持ちに変化が生じてきたと明かす。

「同僚が推しグループのメンバーのフォトカ(フォトカード)をスマホケースの背面に入れていたことで、『私も好き』と盛り上がりました。周囲に同じ推しの人がいなかった私にとっては情報共有やグッズ交換などもできて、楽しい時間を過ごしていました」

 しかし、その時間は長くは続かなった。徐々に「推しに対する熱量やスタンス」が違うことに気づき、戸惑うようになったのだ。

「私は、お金や日程、重要度でイベントやライブ参加、グッズ購入を決めるんですが、イベント参加の回数やグッズ購入金額の大きさなどでマウントを取られている感じになってきました。スタンスが違うのに、『えー、あれ行ってないの? ファンなのに?』みたいなことを言われると、ちょっと面倒くさくなってきて……」(Bさん)

 Bさんは「推しに対する“全肯定主義”に疲れました」と語る。どういうことか。

「たとえ推しであっても、新曲、ライブ衣装やセトリ(セットリスト)がイマイチだったと感じることもあります。私はプラス面だけでなくマイナス面も共有したいタイプなんです。あるとき、『○○は前の髪型のほうが好きだったなー』と愚痴ると、彼女から『○○はどんな髪型でも似合うし、何より顔がいいから!』とちょっと厳しい口調で言われました……。

 その日、同僚がライブ遠征時のおみやげを配っていましたが、私のデスクにはお菓子がありませんでした。1か月くらい挨拶も無視されました」(Bさん)

次のページ:新しい職場では“推し隠し”を徹底。職場は「推しのためにお金を稼ぐ場所」

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。