逆に、特定の担当者しか知らない業務が多い場合は前記のような体制が取れないので、注意が必要です。ただ、たとえばSE(システム・エンジニア)などのように、どうしても特定の担当者が対処しなければならない業種・職種もあります。そうした働き方に耐えられないのであれば、製造業や金融業など、土日は会社ごと休みになるような業種への転職を考えたほうがいいかもしれません。
また、これは休日対応だけではないのですが、社用携帯電話が支給されていないのに私用携帯電話に頻繁に連絡が来るような場合は、ヤバい会社の傾向がより強いです。公私の切り分けができておらず、業務時間外の対応を要求しがちだからです。またこのようなケースの場合、退職する際には業務に関するメールなどをすべて処分しなければならず、大変な手間がかかったという事例が、過去にはいくつもありました。
※退職代行モームリ/大山真司・著『今の会社、ヤバいかも!? 3万人の「もう無理!」でわかる会社の見分け方』を元に一部抜粋して再構成