*16:59JST 東証グロ-ス指数は5日ぶり反落、利益確定売りに押されるが下値は限定的
東証グロース市場指数 967.77 -3.50/出来高 2億2605万株/売買代金 2560億円東証グロース市場250指数 761.54 -3.15/出来高 1億7060万株/売買代金 2274億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はそろって5日ぶり反落。値下がり銘柄数は332、値上がり銘柄数は238、変わらずは39。
前日4日の米株式市場でダウ平均は5日ぶり反落。5月のADP雇用統計で非農業部門の雇用者数が2年ぶりの低い伸びとなったことや、5月のISM非製造業景気指数もネガティブサプライズで、株価の重しとなった。一方、好調が続く半導体株が株価の支えとなった。こうした強弱材料が混在する中、関税交渉など新たな材料待ちの状態が続き、1日を通して小動きだった。
今日のグロ-ス市場は上値は重いものの下値も限定的だった。グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は0.51%安となった。市場では、週内に行われると見られる米中首脳による電話協議や、関税を巡る5回目の日米協議を控えていることに加え、外為市場で朝方、やや円高方向に振れたこともあり、今日も東証プライムの主力輸出株が手掛けにくく、内需系企業の比率が高い新興市場に投資資金が向かいやすいという構図が継続し、午前の時間帯は買い優勢の展開となった。その後、午後に入ると高値警戒感から利益確定売りに押されたが、新興市場に特に目立った売り材料はなく、東証グロース市場指数は下げに転じたが、下値は限定的だった。
個別では、引き続き文科省の「生成AIの校務利用の実証研究事業」での業務受託が手掛かりとなったEduLab<4427>、WASHハウスアプリが100万ダウンロードを達成したと発表したWASHハウス<6537>、多摩北部医療センターから細胞シートの製造を受託したセルシード<7776>、デブリ除去衛星ELSA-Mの詳細設計審査を完了したと発表したアストロスケール<186A>が上げた。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>
やGNI<2160>が上昇。値上がり率上位には、学びエイド<184A>、Aiロボティクス<247A>などが顔を出した。
一方、「国民スポーツ大会でeスポーツ採用検討」報道で前日ストップ高となり利益確定売りが出たGLOE<9565>、前日上伸するも長い上髭となり手仕舞い売りを誘ったシンバイオ製薬<4582>、200日線が上値を阻む形となったカヤック<3904>、前日に
年初来高値更新し利益確定売りが優勢となったABEJA<5574>が下げた。時価総額上位銘柄では、サンバイオ<4592>やSyns<290A>が下落。値下がり率上位には、ワンプラ<
4199>、MRT<6034>などが顔を出した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4427|EduLab | 437| 80| 22.41|
2| 184A|学びエイド | 715| 100| 16.26|
3| 247A|Aiロボティクス | 5610| 590| 11.75|
4| 5248|テクノロジーズ | 797| 82| 11.47|
5| 276A|ククレブ | 5170| 505| 10.83|
6| 4584|キッズバイオ | 243| 23| 10.45|
7| 4479|マクアケ | 854| 74| 9.49|
8| 4889|レナサイエンス | 1864| 159| 9.33|
9| 4265|IGS | 344| 29| 9.21|
10| 325A|TENTIAL | 3950| 315| 8.67|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 3237|イントランス | 75| -10| -11.76|
2| 9565|GLOE | 1014| -125| -10.97|
3| 4199|ワンプラ | 1041| -105| -9.16|
4| 5574|ABEJA | 3330| -270| -7.50|
5| 6034|MRT | 730| -57| -7.24|
6| 7062|フレアス | 721| -56| -7.21|
7| 6090|HMT | 807| -62| -7.13|
8| 5597|ブルーイノベ | 1170| -89| -7.07|
9| 9242|メディア総研 | 1591| -117| -6.85|
10| 4259|エクサウィザーズ | 456| -33| -6.75|
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