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FiscoNews

【注目トピックス 経済総合】NYの視点:米5月雇用統計:労働市場の状況判断へ、労働者の市場への自信は

*07:41JST NYの視点:米5月雇用統計:労働市場の状況判断へ、労働者の市場への自信は
米労働省が発表する5月雇用統計で労働市場をさらに確認していく。雇用統計の先行指標のひとつとして注目の民間雇用者数を示す5月ADP雇用統計は+3.7万人と、マイナスとなった23年3月来で最低に落ち込んだ。

コンファレンスボードが発表した4月消費者信頼感指数で、エコノミストが労働市場動向を判断するうえで注視している「雇用が「十分」31.8と「困難」18.6の差は13.2 と4月から13.7からさらに低下。消費者の労働市場への自信が一段と後退したことを示唆。

また、4月JOLT求人件数求人件数は予想外に前月から増加したものの、労働者の市場への自信を示す自主的退職率は低下。雇用削減も増え、市場の弱さを示した。求人件数の失業者総数に対する割合は、1.01から1.03へ小幅上昇した。

ISM製造業の雇用は48.5と4月48.7からさらに低下し、3カ月連続で活動の拡大と縮小の境目である50を割り込んだ。唯一、ISM非製造業の雇用が50.7と、予想外に拡大圏となる50を3カ月ぶりに回復した。

先行指標で示されたように、雇用統計でも労働市場の減速が示唆されると、年内の利下げを正当化し、ドル売りにつながると見る。

■5月雇用先行指標
●ADP雇用統計:+3.7万人(予想:+11.4万人、4月:+6.0万人)
●ISM製造業:雇用48.5(4月48.7)
●ISM非製造業:雇用50.7(予想49、4月49)

●コンファレンスボード消費者信頼感指数
現在の業況
雇用
十分:31.8(4月31.2、前年同月37.0)
不十分:49.6(51.3、48.7)
困難:18.6(17.5、14.3)
6カ月後
雇用:
増加:19.2 (4月13.9、前年同月13.1)
減少:26.6(32.4、18.8)
不変:54.2(53.7、68.1)
所得
増加:18.0(15.9、17.7)
減少:13.8(17.7、11.5)
不変:68.2(66.4、70.8)

■市場予想
・米・非農業部門雇用者数:予想:+12.5万人、4月:+17.7万人)
・米・失業率:予想4.2%、4月:4.2%
・米・平均時給:前月比+0.3%、前年比+3.7%、4月:+0.2%、+3.7%)

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