*09:16JST 日経平均は273円高、寄り後は堅調
日経平均は273円高(9時15分現在)。今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.06%上昇と、ダウ平均(0.25%上昇)やナスダック総合指数(0.63%上昇)と比べ上昇率が大きく、東京市場で半導体関連株の株価支援要因となった。また、円相場や米長期金利が落ち着いた動きだったことも東京市場で安心感となった。一方、日経平均は昨日までの3日続伸で600円を超す上げとなったことから、利益確定売りが出やすかった。また、昨日の日経平均が午後の時間帯に急速に伸び悩む展開となったことから、株価の上値の重さも意識された。さらに、米中貿易協議の行方や、15日から17日に開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて開かれると見られる日米首脳会談で関税や貿易に関し何らかの合意に至れるかなどを見極めたいとして、引き続き積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均は堅調に推移している。
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