*09:52JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は小幅に続伸、米中貿易交渉の進展が相場を支える流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 137799.74 +0.49%
12日のブラジル株式市場は3日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比671.70ポイント高(+0.49%)の137799.74で引けた。日中の取引レンジは136,175.43-137,931.05となった。
売りが先行した後は買い戻され、その後も上げ幅をじりじりと拡大させた。米株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、外資の流入が続いていることもブラジル株の支援材料となった。一方、指数の上値は重い。中東地政学リスクの高まりなどが指数の上値を抑えた。
【ロシア】
休場
【インド】SENSEX指数 81691.98 -1.00%
12日のインドSENSEX指数は反落。前日比823.16ポイント安(-1.00%)の81691.98、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同253.20ポイント安(-1.01%)の24888.20で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。中東地政学リスクの高まりが圧迫材料。また、この日のアジア市場がおおむね軟調な値動きを示していたことを受け、インド株にも売り圧力が高まった。ほかに、成長予想の下方修正などが引き続き嫌気された。
【中国】上海総合指数 3402.66 +0.01%
12日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比0.34ポイント高(+0.01%)の3402.66ポイントと小幅に続伸した。
米中貿易交渉の進展が相場を支える流れ。貿易と関税の問題を巡り、10日(日本時間11日朝方)まで開かれた米中の閣僚級協議で、両国が5月に合意した内容を確実に実行することで意見が一致したことを引き続き材料視した。トランプ米大統領はその後、貿易摩擦緩和に向けた「枠組み」は自身と中国の習近平・国家主席の承認を経て完了すると自身のSNSに投稿している。ただ、上値は重い。中国発の新規買い材料に乏しい中、指標発表も気がかり材料となっている。中国では週明け16日、5月の小売売上高や鉱工業生産などが公表される予定だ。市場コンセンサス予想では、4月実績をやや下回る見込みとなっている。
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