*14:18JST 英ポンド週間見通し:もみ合いか、日英中銀の金利据え置きは織り込み済み
■弱含み、中東情勢の悪化を警戒したポンド売り
今週のポンド・円は弱含み。日英金利差の早期縮小観測は後退し、リスク選好的なポンド買い・円売りが観測された。ポンド・円は196円台半ばまで買われたが、週末前にイスラエルがイラン攻撃を開始し、イラン側による報復攻撃を確認されたことから、リスク回避のポンド売りが強まり、対円レートは一時194円を下回った。取引レンジ:193円77銭-196円45銭。
■もみ合いか、日英中銀の金利据え置きは織り込み済み
来週のポンド・円はもみ合いか。日本銀行は政策金利の据え置きを決める見込みだが、イスラエルとイランの戦闘継続を警戒してリスク選好的なポンド買い・円売りは引き続き抑制される見込み。英中央銀行金融政策委員会(MPC)は6月19日に政策金利を発表するが、金利据え置きは織り込み済み。年内2回の利下げ予想が維持された場合、ポンド買い・円売りは縮小するとみられる。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・18日:5月消費者物価指数(4月:前年比+3.5%)
・19日:英中央銀行政策金利発表(現行:4.25%)
・20日:5月小売売上高(4月:前月比+1.3%)
予想レンジ:193円50銭-196円50銭
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