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キャリア

「蓄えはあるのに…」大手紙を早期退職した50代男性がハマった「悠々自適のFIRE生活」の落とし穴、急遽飲食店バイトで「皿洗いの日々」になった顛末

すぐに仕事を辞めるのは卑怯?

 住まいさえ確保できれば、問題はあっさり解決。Mさんは長年の記者生活の垢を落とし、ビーチライフを楽しむはずだったが、今も飲食店で働いている。

「バイトの面接で流石に本当のことを言うわけにはいかず、“いずれは自分でお店をやりたいから経験を積みたい”と言ったんです。学生時代はずっと飲食店でバイトしていて、調理師免許も持っていることも後押しになって、即採用でした。

 入居審査が通った瞬間は、バイト先に断りの連絡を入れようと思ったんです。けれども記者時代に、すぐに仕事を辞める若者について批判的なトーンの記事を書いたことが頭をよぎり、すぐに辞めるのは卑怯だと思ってしまい……」

 その気になればいつでもバイトは辞められる状況だが、自分に筋を通す道を選んだMさん。早期退職したことに後悔はないものの、バイト先で皿洗いをしている時に、ふと「自分は何をやっているのだろう」と思う瞬間はあるそうだ。

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