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中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

「これは別次元…」家系ラーメン好き50代男性、引っ越し先の近所に店舗がなく悲しんでいたところで出会った“救世主袋麺”「マルちゃんZUBAAAN!」に感じる袋麺の超進化

筆者がどハマリ中の「マルちゃんZUBAAAN!横浜家系豚骨醤油」

筆者がどハマリ中の「マルちゃんZUBAAAN!横浜家系豚骨醤油」

 作り方はマルちゃんが推奨するように、ゆで始めから1分で麺をひっくり返し、3分で麺をほぐします。スープについては、丼に入れてからお湯だけを入れるよう指導されていますが、私は液体スープが全体の温度を下げるのがイヤなのと、なんとなく脂分は火を通したいので鍋に入れてしまいます。

 具は、満を持して行きつけの屋台かラーメン屋で手に入れた美味なるチャーシュー、半熟卵、ネギ、茹でたホウレンソウ、そしてみじん切りの生タマネギです。ホウレンソウは冷凍ものを使うとラクです。元々家系で生タマネギってあまり見なかったのですが、最近は卓上の無料トッピングとして採用する店も多く、ここにも家系ラーメンの進化を見て取れます。

 調味料や薬味としては、店に倣い生姜(チューブだけど)、ニンニク(同)、豆板醤、炒りゴマ、胡椒を入れます。家系は太麺ですが、ZUBAAAN!はそれも再現されており、遠く佐賀の地から東京の家系ラーメンに思いを馳せるには十分な味わいとなっているのでした。まさか齢51にして袋麺にハマる日が来るとは思ってもいませんでしたが、それだけの実力をこのラーメンは持っています。それもこれも、近くに「家系ラーメン店」がなかったから発見できたことだと思えば、「ない」ことで広がる世界もあるんだな、としみじみ思う次第です。

【プロフィール】
中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう):1973年生まれ。ネットニュース編集者、ライター。一橋大学卒業後、大手広告会社に入社。企業のPR業務などに携わり2001年に退社。その後は多くのニュースサイトにネットニュース編集者として関わり、2020年8月をもってセミリタイア。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)、『縁の切り方』(小学館新書)など。最新刊は倉田真由美氏との共著『非国民と呼ばれても コロナ騒動の正体』(大洋図書)。

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