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住まい・不動産

都営新宿線「菊川」「森下」、西武新宿線「下井草」がなぜ人気に? 東京都「10年後に発展する駅」上位の共通項は“タワマン再開発エリア”だけではない

西武新宿線沿線、都営新宿線沿線が人気となる理由

 東京都「ベスト100」に入った駅には、「いくつかの共通項が見出せる」と山本氏は言う。

「上位に関しては、いわゆる湾岸エリアや、再開発が予定されているエリアが目立ちます。旧築地場外市場跡地を中心に再開発中の勝どき(ベスト1位)や、その近くの月島(2位)、豊洲(5位)などのベイエリアには次々と大規模タワマンが立ち並んでおり、大きな人口増加が予測されているのは納得の結果です。東京五輪後も非常に人気が高く、豊洲駅から住吉駅間は2030年半ばまでに有楽町線が延伸予定であることなどの好材料から、地価も上昇し続けています。

 一方で必ずしも都心部だけが上位に来るわけではなく、西武新宿線沿線の下井草駅がベスト24位にランクインしているのは興味深いところでした。西武新宿線沿線は新宿駅や高田馬場駅から都心部にアクセスしやすいにもかかわらず、価格が比較的安定しており、人口増加が見込まれるのは自然な流れだと思います。同様の傾向が見られる駅として、都営新宿線沿線の菊川(26位)、森下(28位)、馬喰横山(34位)や、東急電鉄大井町線沿線の下神明(35位)、都営大江戸線の蔵前(40位)などが挙げられます」

大手町や池袋へのアクセスもカギに

 ターミナル駅や副都心エリアに乗り換えなしで行ける駅がランクインしているのも特徴だという。

「有楽町線の護国寺(61位)や西武池袋線の東長崎(62位)も池袋まですぐに出ることができるので、人口増の予想となったのでしょう。都営三田線の新板橋(67位)も良い例です。大手町方面に直通のうえ、新板橋の近辺は東武東上線(下板橋)とJR埼京線(板橋)も通っているため、場所によっては非常にアクセスが良いという特徴があります。東京メトロでも東西線の神楽坂(69位)や南北線の駒込(70位)、有楽町線の麹町(71位)なども副都心や都心の主要駅まで1、2駅という近さの駅がランクインしております」

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