株式投資で長く勝ち続けるためには、何を心がければよいか(イメージ)
株式投資において、長く勝ち続ける人と、なかなか勝てない人の間には、いったいどんな違いがあるのか。そして、改善できることは何か。『世界一楽しい!会社四季報の読み方』などの著書がある個人投資家で株式投資講師・藤川里絵さんが解説するシリーズ「さあ、投資を始めよう!」。第150回は、「株で勝てる人と勝てない人の違い」について。
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株式投資において、長く勝ち続ける人と、勝ちが続かない人の間には、いったいどんな違いがあるのでしょう? たくさんの投資家を見てきて気づいた明らかな違いを3つお伝えします。
【1】戦略があるかどうか
ひとつめは、戦略があるかないかの違いです。
継続的に勝てる人は、明確な戦略に基づいて売買しています。銘柄を買う理由をしっかりと持ち、どんな推移で株価が動いていくか、どこまで下がったら売却するか、いくつかのシナリオを組み立て、それに基づいた行動を行います。
そのため、思ったとおりに株価が上昇しなかった場合には、どこで自分の読みが違ったのか反省し、次回の売買に活かすことができます。
一方、継続的に勝てない人は、適当に、もしくは、なんとなく売買をしており、たとえ勝てたとしても、再現性がないため、同じように勝つことができません。また、負けたときもその理由が自分で理解できていないため、同じ過ちを繰り返してしまいます。