*09:57JST NY金は保ち合い続きそう サンワード証券の陳氏
皆さん、こんにちは。今回は、金についてのレポートを紹介します。
陳さんはまず、『NY金は保ち合い続きそう』と述べています。
続いて、『先週のNY金(8月)は、米財政赤字拡大や関税交渉停滞への警戒感から安全資産への資金逃避から買われたものの、週末には強い雇用統計を受けて上げ幅を削った』と伝え、『トランプ米大統領が目玉政策に掲げる大型減税を盛り込んだ法案は、僅差で上院を通過した。議会予算局(CBO)によると、上院の修正案は可決済みの下院案をさらに上回る財政赤字を生む見通しで、ドルが主要通貨に対して下落し、ドル建て金の割安感が強まった』と解説しています。
また、『経済指標は良好で米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げ見通しが後退し、金相場には重石となった』と述べています。
そして、『3連休明け7日は、地政学リスクの後退を背景に早朝に売り込まれたあと、買い戻される展開となり小幅続落となった。背景には、米関税政策の先行きを巡る不透明感がある。トランプ領は7日、日本からの輸入品に25%の関税を課すと表明した。関税は8月1日に発動する。また、同日、相互関税上乗せ分の猶予期間を今月9日から8月1日に延長する大統領令に署名するという』と伝えています。
陳さんは、『関税協議は延期となったが、問題の解決は容易ではなさそうだ。トランプ大統領は7日、日本と韓国からの輸入品に25%の関税を課すと発表。また、米国が欧州連合(EU)に10%の関税協定を提案したと報じた。関税協議の解決が長引くことが嫌気されて米国株は下落、対して金には安全資産としての買いが入った』と見解を述べています。
こうしたことから、『NY金(8月)は、表面上の落ち着きから上値は重いものの、潜在する強材料が下値を支えよう』と考察、予想レンジは、『3100~3500ドル』と想定しています。
一方、『OSE金相場は、為替がやや円安で推移しているため、押し目は買われやすいだろう』と述べ、予想レンジは、『1万5600~1万6000円』想定しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の7月9日付「NY金は保ち合い続きそう」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
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