*08:05JST 東証グロース市場250指数先物見通し:利益確定売りが優勢か
本日の東証グロース市場250指数先物は、利益確定の売りが優勢となりそうだ。前日10日のダウ平均は192.34ドル高の44650.64ドル、ナスダックは19.32pt高の20630.66ptで取引を終了した。ブラジルからの輸入品への50%関税発表などを受けトランプ関税策への懸念が存続したほか、週次失業保険申請件数の予想外の減少で早期利下げ期待が後退し、寄り付き後、まちまち。その後、ダウは航空会社デルタの好決算を好感した買いに上昇に転じた。ナスダックは長期金利の上昇を警戒し上値が抑制されたが、連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事のハト派発言を受け買いに転じ、連日で史上最高値を更新し、終了。上昇した米株市場を横目に、本日の東証グロース市場250指数先物は、利益確定の売りが優勢となりそうだ。グロース市場独自の値動きで5連騰を記録したことで、ストキャスティクスが「買われ過ぎ」水準まで上昇している。週末要因もあり、短期勢の利益確定売りが意識されるほか、ローテーションの巻き戻しも警戒されそうだ。一方、個別株の物色意欲が旺盛なことから、下値抵抗力は強く、急落リスクは少ないと思われる。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比2pt高の745ptで終えている。上値のメドは755pt、下値のメドは735ptとする。
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