「株主優待目当ての投資の一番のリスクは、優待廃止です。これは業績がよくても会社の方針で廃止する場合もありますし、なかには株主を増やすために優待新設を発表後、目的の株主数に増えたところで優待を一度も実施せずに廃止した会社もありました。その意味では、銘柄選びの際は配当もチェックしておくとよいでしょう。配当は業績を上げているから出るものですから、配当がきちんと出ている銘柄のほうがより安心です」
今ならどのような株主優待が狙い目なのか。関連記事『“カリスマ優待主婦”mtipsさんが「7月権利確定」の注目4銘柄を厳選 配当も商品券もダブルで手に入る3万円台の優待株や、南魚沼産コシヒカリ、肉、地域特産品など充実のラインナップ』では、優待株約250銘柄を保有する“カリスマ優待主婦”のmtipsさんが注目する銘柄を紹介している。
【プロフィール】
mtips(えむてぃっぷす)/専業投資家。株主優待と株主総会好きの主婦。大学卒業後、大手企業に入社し、自社株を購入したことが株式投資に興味を持つきっかけとなる。結婚を機に退社し、株主優待目的の株式投資を本格化させる。ブログ『株主総会お土産日記』で株主優待や株主総会の情報を発信しており、優待ブロガーとしても知られる。別のハンドルネーム「まる子」でもメディアなどで活動。趣味はボランティア。
取材・文/上田千春