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投資

【月収30万円から資産2億円】元地方公務員・ヤーヤさんが億り人になるまで 重視したのは家計の「筋肉質化」と「入金力」アップ、優待銘柄から高配当株へシフトしたワケとは

ヤーヤさんの資産は現在2億円を超える

ヤーヤさんの資産は現在2億円を超える

 高校卒業後、地方公務員として30年余り働いてきたヤーヤさんが、早期退職に踏み切ったのは2024年3月のことだった。保有する株式の配当金が年間500万円を超えたのを機に人生最大の決断を下した時、総資産は1億8000万円。うち1億5000万円が日本株だった。2020年末から4年足らずで資産3.8倍になったという。33歳の時から投資を始めて「現在の資産は2億円」という“億り人”のヤーヤさんに、これまでの足跡を聞いた。

「投資を始めたのはリーマン・ショック後の世界的な株価暴落の頃で、株を安く買えるタイミングでした。株主優待目的で株を買っていた同僚に刺激されて、少しでも家計の助けになればという気持ちでした。当時の収入は妻も合わせて月30万円くらいで、31歳で購入したマンションのローンの支払いもあったので、月々の小遣いを細々と回して始めることにしました」(以下、「」内コメントはヤーヤさん)

まずは優待銘柄を始めた購入

 選ぶ基準は、家族が使える株主優待のある銘柄だった。吉野家ホールディングス(東証プライム・9861)やコロワイド(東証プライム・7616)、正栄食品工業(東証プライム・8079)、ノエビアホールディングス(東証プライム・4928)など、優待銘柄を中心に買ったというが、一方で投資についてより深く思いを巡らせていた。

「どうすればお金優待銘柄を増やすことができるのか──。私が考えたのは、家計の『筋肉質化』と『入金力』でした。ボーナスにはできるだけ手を付けず、家の中にある使わないものはできるだけオークションで売る。自由にできる資金は超低金利の預貯金でなく、株式に回しました。妻には『株はギャンブルみたいで怖い』といわれましたが、チムニー(東証スタンダード・3178)の焼肉弁当やヒューリック(東証プライム・3003)のカタログギフトで、家族が楽しめて得するのが株主優待であることを説明して納得してもらいました(笑)」

 余剰資金を増やして「入金力」を高めるために進めた家計の「筋肉質化」の極めつけは、8年ほど前に車を売却したことだったという。

「全然乗っていないのに駐車場代や車検代がかかるのだから、これほどもったいないことはありません。レンタカーを使ったほうが安いと思ったのですが、妻は大反対でした(笑)」

次のページ:行きついたのが高配当株投資である理由

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