もっとグズグズするかと思ったが…
その読みが当たった格好で、エヌビディアは7月に入って時価総額で世界首位のマイクロソフトを抜き、その2週間後には史上初めて時価総額4兆ドル(約600兆円)を超えた。エヌビディアの時価総額が3兆ドルを超えたのは昨年6月のことで、その後1年あまりで4兆ドルに到達したことになる。まつのすけさんは、好調に転じたエヌビディアをはじめとする自身の保有株についてどう考えているのか。
「今年は一時、結構ヤバい時がありましたが、その後株価が迅速に回復しました。特にエヌビディアが4月に下落して、予想PERが10倍台まで下落した時にかなり買ったのがよかったです。あとはブロードコム(AVGO/NASDAQ)や日本株の三井E&S(東証プライム・7003)、ソフトバンクG(東証プライム・9984)などの主力としていた銘柄が急速に回復したので、トータルではかなりいい感じになりました。
エヌビディアはもっとグズグズするかと思ったが、いい塩梅に急回復してくれた。値動きが荒くて上がる時も下がる時もスピードが速い。ボラティリティが大きいので、短期トレードならうまく取引できると大きな利益が狙える反面、リスクもある。ですからガチホ(ガチでホールドの意)するほうが精神的にいいと考えています。今回は首尾よく上がってくれてよかったです」
荒れる相場で利益を出したまつのすけ氏は今、どのような銘柄に注目しているのか。別記事『《資産15億円・まつのすけさん厳選の米国株5銘柄》現下の好調からまだ伸びる期待が!AI関連の半導体、テロ対策、集積回路開発…トランプ関税が日米合意で新局面のなか注目する理由をそれぞれ解説』で具体的に見ていく。
【プロフィール】
まつのすけ/会社員時代に貯金40万円を元手に株式投資を始め、33歳で資産1億円に。その後株式投資を続けながら起業し、クレジットカードや電子マネーの活用の研究にも取り組んでいる。資産約15億円に達している。著書に『会社員をしつつ、株で元手40万から月250万ちょい稼いでいる件』(ぱる出版)、『33歳で1億円達成した僕が実践する一生モノの億超え投資法』(KADOKAWA)。