*14:15JST NSW---製造業の経営判断を高度化する意志決定プラットフォームの提供を開始
NSW<9739>は24日、SAS Institute Japanの分析技術を活用した製造業向け意志決定プラットフォーム「Factory Decision Making Platform」の提供を開始したと発表した。
本サービスは、製造現場に蓄積されたOT(Operational Technology)データと企業のITデータを統合し、AIによるインサイトを提供することで、経営層から現場レベルまでの迅速な意志決定を支援する。これにより、日々のオペレーション改善を従来よりも短期間かつ確実に実行できるようになる。
従来、日本の製造業では工程ごとにデータが分断され、経営判断に活用されないという課題があったが、本プラットフォームはSASの分析基盤とNSWのOT・ITデータ統合の知見を融合させ、現場密着型の導入支援・運用支援を含むエンドツーエンド型のソリューションとして展開される。
主要機能として、OT/ITデータの収集・統合、データマート構築および前処理、GUIベースのプリセットAIモデル、コンサルティングやBPO支援までを備える。これにより、OEE(総合設備効率)、ダウンタイム、CO2排出量などのKPI改善を図り、生産性・安全性・持続可能性の最適化を目指す。
今後はSaaS連携やBPO展開を通じて中堅・中小製造業への普及も視野に入れ、共創拠点の設置などを通じて、データドリブン経営の推進を強化していく。
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