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【法律相談】「リングに上がったら即解雇」副業OKの会社なのに“プロボクサーは禁止”と後から通告された…会社の方針に問題はないのか?弁護士が解説

就業規則には“プロボクサー禁止”と書かれていないのに…(写真:イメージマート)

就業規則には“プロボクサー禁止”と書かれていないのに…(写真:イメージマート)

 副業が可能な会社に勤めている場合、就業規則で規定されていなければ、どんな副業をしても問題ないのだろうか。実際の相談に回答する形で弁護士の竹下正己氏が解説する。

【質問】
 うちの会社は副業がOK。そこで夢を実現しようと、プロボクシングのライセンスを取得。そのことを上司に報告したら「会社としてはNG。リングに上がったときは即解雇」と言われました。就業規則には“プロボクサー禁止”と記されておらず、なのにリングへの道を閉ざす会社の方針は間違っていませんか。

【回答】
 そもそも労働者にとって、勤務時間以外は自由時間。スポーツをしてもパチンコで遊んでも、何をしてもよいはずで、副業をして文句をいわれる筋合いはありません。

 ここ数年、自分がやりたい仕事、スキルアップ、資格の活用、十分な収入の確保等、様々な理由で副業・兼業を希望する者が増加傾向にあるといわれています。

 とはいえ、労働者の職務専念義務などから、雇用契約や就業規則で副業を禁止する会社もあります。あなたの会社は、副業を禁止していないようですが、そのような場合でも、一定の職種については副業を制限されることもあります。

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