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投資

敏腕個人投資家・かぶカブキさんが証券会社の営業職時代に見た「勝てる顧客」の共通項 重要なのは損小利大の実践、ほったらかしでうまくいく人も

勝っている投資家に共通していることとは(写真:イメージマート)

勝っている投資家に共通していることとは(写真:イメージマート)

 日本株に追い風が吹いているように見える相場環境だが、個別銘柄では当然ながら上がるものもあれば下がるものもある。そのなかで「勝つ人」「負ける人」を分けるのはどのようなポイントなのか。

 元証券マンの個人投資家・かぶカブキさんは、約2年で資産17.5倍を達成するなどの実績を持つが、証券会社のトレーダー時代は利益を出せずに失敗続きだったという。転機となったのは、トレーダーから営業職に変わったことだった。

 投資がうまくいく顧客と失敗する顧客の両方を目の当たりにしたことが大きな学びとなり、その知識をもとに退職後は個人投資家として活躍。『決算書3分速読から見つける10倍株ときどき50倍株』(KADOKAWA)の著書も上梓した。

「勝つ人」の取引をリアルタイムで見られる

 かぶカブキさんは、「トレーダーとしては“戦力外通告”を受けたのですが、コミュニケーション能力があるんじゃないか、みたいなことを言われて営業職に転籍になりました。そこで色々と勉強することができたんです」と振り返る。

「本当にいろんなタイプのお客様と接することができましたから、勉強になりました。その学びにより、それまでの間違った投資から脱皮し、現在の投資スタイルを決めることができたと言えます。営業マンの立場だと、自分が取引して感じる焦りや悔しさがなく、冷静な見極めができたことも大きかったと思います。

 営業職に転じた時、引き継いだお客様のなかに売買がうまい人がいたんですね。そういう人の取引がつぶさにわかるわけです。リアルタイムで見られるというのが僕にとって非常に大きなことでした。

 勝っていると人と負けている人の違いは、“損小利大”が実践できているかどうかだとわかった。損失は最小限に抑え、利益は最大限に伸ばしてトータルでのプラスを最大化する考え方で、それができれば勝つのは当たり前なんですが、どういう思考で取引を続ければいけばいいのかが腑に落ちたという感覚でした」(以下、「」内コメントはかぶカブキさん)

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