資材高騰を上回る価格転嫁
建設業にもポジティブな変化が生じているという。
「建設業に関しては、国の後押しもあって発注単価が上がっています。なぜかというと、労働力が慢性的に不足している。それでも、給料を高く払うことを嫌がる建設会社が多かった。そうした状況に対して、きちんと給料を払いなさいという意図で、例えば、国土交通省から発注をする公共工事は、単価がかなり上がったんです。建設各社が国の単価に従って単価を上げるという流れが広まっています。
値上がりの理由として、企業側は建設資材の上昇を挙げていますが、実際には資材の価格よりも発注単価は上がっています。そのため建設会社の利幅は段違いに大きくなっていると着目しています」
では、具体的にどのような個別銘柄に注目しているのか。関連記事『《2年で元手94万円→1646万円の元証券マンが4銘柄を厳選》10倍株、50倍株を狙うかぶカブキさんが不動産、海底ケーブル、造船の「急成長期待銘柄」を紹介』で詳しく解説していく。
【プロフィール】
かぶカブキ/元証券マンの個人投資家。投資歴17年。元手94万円から、1年11か月で自己資産を17.5倍の1646万円に。現在は6000万円超の資産を運用している。2023年8月、『決算書3分速読から見つける10倍株ときどき50倍株』(KADOKAWA)を上梓。専門知識ゼロでもできる企業分析の手法を確立し、大化け期待株を狙う。