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藤川里絵「さあ、投資を始めよう!」
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株高の今こそ「暴落対策」で備えておきたい3つの武器 株価下落に“保険”をかける株価指数先物、プットオプション、ベア型ETFの活用術

株価下落に備えて「武器」となる投資法は?

株価下落に備えて「武器」となる投資法は?

 株価が高値を更新する中、株価下落への不安も尽きないだろう。そんなときに下落時に利益を出す「保険」を使うことができる。具体的にはどのような方法か。『世界一楽しい!会社四季報の読み方』などの著書がある個人投資家で株式投資講師・藤川里絵さんが解説するシリーズ「さあ、投資を始めよう!」。第156回は、「攻めの暴落対策」について。

 * * *
 最近、日経平均やNYダウなどの株価指数が高値を更新しています。一見うれしいニュースですが、投資家の中には「そろそろ下がるのでは?」と不安を感じている人も多いかもしれません。そもそもは、暴落が起きても生活に支障がない程度の投資額に抑えておくことや、投資先を分散しておくことなど、消極的ではあるものの王道のリスク管理が基本です。それを踏まえた上で、今回は、もう少し攻めの暴落対策を紹介します。

【1】先物取引で「売り」ポジションを取る

 株価指数先物(日経225先物やTOPIX先物など)は、指数が上がるか下がるかを予想して売買する商品です。

 特に「売り(ショート)」のポジションを取ることで、相場が下落したときに利益を得ることができます。たとえば、現物株を多く保有している人が、同じ規模の先物を売ることで、下落時の損失をある程度カバーすることができます。

 初心者には、「日経225ミニ」のような少額取引可能な商品からスタートするのがおすすめ。ただし、レバレッジ(少ない資金で大きな取引)が効いているため、価格変動リスクには注意が必要です。

【2】プットオプションで“保険”をかける

 オプション取引はやや難しそうに見えますが、下落に備える「保険」として使えるのがプットオプションです。

 プットオプションとは、「ある価格で売る権利」を買う取引。たとえば、日経平均が3万5000円のときに3万4000円のプットを買っておけば、相場が暴落したときにその権利が価値を持ち、損失の一部を補うことができます。

 支払うのはプレミアム(保険料)だけなので、リスクは限定的。投資額に対しての“保険コスト”と考えると、比較的安心して取り組めます。

次のページ:【3】ベア型ETFを使う

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